最初に「発想力」を挙げることが多い。
私はアイデアマンでありますと。
だけど最近は、冗談めかして
私は「ジャスト・アイデアマン」ですとか言ったりしていた。
ジャストアイデア(=単なる思いつき)の人、である。
毎日のように何かしらの新製品が発売される病的な市場の中で、
とにかく「従来の洗剤よりもきれいになる」ということが
異口同音に叫ばれる。
敏感肌にも安心だとか、部屋干しで臭くならないだとか
他製品と違う切り口でアピールする手もあるが、
そうではない、本来の目的――衣料をきれいにすることこそを
主眼においた商品の場合、なんとかしてそれを伝えようとして、
他社製品との比較検証をしてみたり、
なんだがよくわからない汚れ物質の減少率をグラフ化してみたり、
ケチャップまみれのワイシャツを白くしてみせたりする。
幼さい頃、そういうCMにウンザリして、
いっそ「なんでもない洗剤」って出せばいいのにって思った。
新卒のときの就職活動とは勝手が違って戸惑った部分などもあり、
簡単に記録しておこうと思いました。
はじめに3行で総論。
とにかくパイが少ない!新卒に比べてずいぶん少ない!
あっても、経験重視の会社が多い。
なので転職は、やり方を考える必要がありますね。
今回のお題は、画期的な鍵。
あなたが考えたその「家の鍵」は、今までの鍵が抱えていた(A)という問題を、一見鍵とは無関係の(B)からインスピレーションを得て(C)という機能を実装することで解決していた。しかも毎日持つものなので愛着がわくように(D)という工夫もされていたという。その「鍵」の名前は(E)。
わたしが考えた家の鍵は、今まで抱えていた
鍵を落とすと家に入れなくなるという問題を、
一見無関係な蛸壺(たこつぼ)からインスピレーションを得て、
逆支弁式オートロックという機能を実装することで解決していた。
しかも愛着がわくように、コイン型・ストラップ型デザインという工夫もされていた。
その鍵の名は、インナー・ロック。

超シンプルだが、逆転の発想。
外から中に入るときは鍵なしで入れるが、
外に出ようとするときには鍵が必要になるという仕組み。
外出中にどっかに鍵を忘れたり、落としたりしてしまっても
とりあえず家の中に入ることができる。
家の中にスペアキーをあらかじめしまっておけば、
それから外出も問題なし。
また、空き巣に入られはするが、逃げられはしない(笑)
ドアを強引に開けようとすると、
警報が鳴るなり警備センターに連絡がいくなりする
(ドアを開けっ放しにしておくことができないように
一定時間開いたままになってると警報がなる機能とかも必要かも)。
鍵の形状だが、コイン型でサイフに入れておくとか
ストラップ型で携帯につけておくとかできれば、
外出の際にサイフを忘れたり、携帯を忘れたりすることがなくなる。
それがないと家から出られないからである。
あからさまに鍵の形をしたものよりも、空き巣にスペアを発見されても
それが鍵だと気づかれないようなもののほうが良いだろう。
家に帰って全然知らないオッサンが家の中にいたら
心臓止まりそうになるかもしれないけど・・・。
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今回のテーマは、2008年にヒットした『夢をかなえるゾウ』にちなんで
キャラクターをからめた2009年のベストセラータイトルを考える。
2009年、あまりにも身近な生き物である(A)だが、(B)することができるという不思議なキャラクターをあなたは思いつき、その特徴を活かして現代女性が持つ(C)という困難を克服していくという物語を書いたところ、大ヒットしてしまった。そのキャラクターの名前は(D)で、ベストセラーのタイトルは(E)だった。
※ よろしければそのキャラを図解してみてください。
あまりにも身近な生き物である(A:牛)だが、
(B:農業)することができるという不思議なキャラクターを思いつき、
その特徴を活かして現代女性が持つ(C:美容と健康の不安)という
困難を克服していくという物語を書いたところ、大ヒットしてしまった。
そのキャラクターの名前は(D:ノウギュウ)で、
ベストセラーのタイトルは、(E:『ベジたれ!~夢をたがやすモウ~』)

種の繁栄のため、進化の過程でウシがとったのは、
天敵である「ヒト」に対して農業と菜食文化を広め、
肉食文化の根絶を図るという戦略であった。
その足がかりとしてターゲットにされたのが、美容と健康に関心があり、
しかも流行に敏感である現代女性達。
ある酪農家の家にあったアニメDVDを見てヒトの言葉を覚えた一頭の秀才(雄)が
その最初の刺客に選ばれた。
彼は、ヒトの世界に溶け込みやすいように、自らをノウギュウと名づけ、
スーパーで今まさに牛肉をかごに入れようとしていたOLのミキ(24)に声をかける。
「オッス!オラ、ノウギュウ」
みたいな。
アニメで覚えた変な日本語を使うウシが、イマドキのOLに対して、
偏った食生活を説教しつつ、
プランターで育てられる手間のかからない野菜とか、
都会に住んでいながら手軽にプチ農業をする方法とか、
「ナスは鉄釘と一緒に漬け込め」みたいな料理法とか、
「コラーゲンなんて疑似科学だ」みたいな肉食へのアンチテーゼとか、
肉が恋しくなったときに野菜を肉っぽく調理して食べる方法とか、
いろんなことを教えながら、必死でベジタリアンたらしめようとするお話。
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・身を食う芸が身を助ける:LOVE理論
・「ごはんつぶを残すな。」
発想についてのイベントを唐突に実施させていただいた。
内容は、発想について、アイデアは全て書き出しましょうとか
アイデアの評価は後でまとめてしましょうとか
基本的な方法論についての話もしたのだけれど、
一番伝えたかったのは、「考える」=「考える時間をとる」だぞってこと。

どうも、「世の中を変えた画期的なアイディアはふとした瞬間に生まれた!」
みたいなエピソードを見聞きすることが多いせいなのか知らんが、
アイデアが、突然「思いつく」ものだと思っている人が学生には多い。
違うよと言いたい。
アイデアは「考えつく」、つまり「考えた末にたどり着く」ものである。
もちろん、遊んでるときにすんごいアイデアを思いつくことだって少なくない。
でも、なにげないときに思いつくっていうのはただの結果であって、
その瞬間だけ当てにしてぼんやり一日を過ごすことは「考える」とは言わない。
森博嗣氏の「本当に考えたの?」という記事を読んだときは
本当にそうだ、そのとおりだ!と思った。
多くの人が言う「考えた」というのは、「考えようとした」のことらしい。同様に「悩んだ」も「悩もうとした」である。否、たとえ考えようとするだけでも、100時間くらい考えようとしていれば、なにかは実際に考えるだろうし、そして、考えれば、なにかは思いつくだろう。きっと具体的な案がいくつか出てくるはずだ。ほんの一瞬だけ考えようとしたくらいで「考えた」なんて言わないでほしい。
だから、ゼミで「発表のテーマを次までに考えてきましょう」って言われたときには
図書館やインターネットで必要な情報を集めた後は
机に向かって紙とペンを駆使しつつ、自分の頭と格闘しなきゃならない。
お風呂やベッドでそういえばと思い出して
「あー、思いつかねぇなー」っていうのは、考えるとは言わないのである。
よく、「発想力」がある人、ない人という言い方をするけれど、
芸人のような職業を除けば、発想に瞬発力が求められることはあまりない。
であれば、基本的には「どれだけ時間をかけているか」の違いなんじゃなかろうか。
それでも、いや、それは才能の違いだとか、
あるいは、発想は偶然が重なって生まれるのだとかいう人には次の言葉を贈りたい。
もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、
きみはそれにふさわしいかね?
『仕事は楽しいかね?』より。
普通、ある人の周りでだけいつも殺人事件が起こるというような
名探偵なにがしのようなことは、まずありえない。
であれば、あとは周囲の物事をとらえるアンテナの違いなのである。
試してもらえるとよくわかるが、
なにか特定のことについて集中して考えていると、
周りのどんなものでも、そのことと結びつけられないかと思いつくものだ。
例えば今回のイベントでは、
「空港にあると便利な施設・サービス」というテーマについて考えてもらい、
考えにつまったら見てくださいと言って、国語辞典を置いておいた。
これを適当にめくってみる。
「たたき起こす」という言葉が目に付く。
そうだ、出発の時間になったら起こしてくれる仮眠所はどうだろう?と思いつく。
同様に、いくらでも連想からひらめくことができる。
「封印」→10年後まで荷物を封印してもらえる、手荷物預かり所は?
「時給」→空き時間で気軽に労働力を提供できる作業所は?
「少納言」→旅先の歴史を機内で学べるワークブック売り場は?
「うろ覚え」→うろ覚えのお土産品を、特徴から検索できる店舗案内所は?
でも普段は、国語辞典を見るときに空港の施設のアイデアなんて普通思いつかない。
宇宙がどんなに素晴らしいアイデアのヒントを目の前にちらつかせてくれても、
それに気づき、利用できなければ意味がないのだ。
それができる人が、「発想力がある人」と呼ばれるわけだが、
それって何か生まれもった能力の違いというよりは、
日頃から、何にどれだけ深く思考を巡らせているか
という違いなんじゃないかなと思うわけである。
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今回のお題は「画期的なケータイ」。
2009年、あなたが思いついてしまったのは「人間関係がどんどん良くなるケータイ」。コミュニケーションツールとしてのケータイに立ち戻り、持った人の誰もが優しくなれたという、その画期的なケータイについて次のことを教えてください。
そのケータイは、大ヒット商品である(A)にヒントを得て(B)なる機能を搭載していたため、通話そのものが楽しくなる仕組みになっていた。またアドレス帳自体をいじるのが楽しくなるように(C)なる工夫もされており、さらに通話する人が増えたという。その画期的なケータイの名前は(D)。
※ よろしければ図解も是非どうぞ!
さて私の考えたケータイは、
大ヒット商品である「ペット育成ゲーム」と『幽☆遊☆白書』にヒントを得て
自分の会話の特徴を反映したペットが育つ「ボイスペット」なる機能を搭載し、
通話そのものが楽しくなる仕組みになっていた。
またアドレス帳自体をいじるのが楽しくなるように、
他人のペットとの相性チェックや、ペット同士の通話も可能なる工夫もされており、
さらに通話する人が増えた。
そのケータイの名前は、「私の内なるモンスター」。
あるいは「マイボイスペット」とかそんな感じ(汗)

今回は初の手描きイラスト。
はっきりいってこのクオリティのイラストを公開するのは勇気がいるぞ(笑)
これはどういうものかというと、
自分の通話時の声が記録されて、その声質、声の大きさや会話の内容から
自分の特徴を反映したペットのモンスターが育つ、というもの。
ペット育成ゲームと『幽☆遊☆白書』のプーにヒントを得た。
プーってのはあれだ、幽助の心を映した姿で孵化するとかいってた霊界獣。
いっつも怒ってるような人からは、不機嫌そうなペットが育つ。

育ったペットの姿を見て、自己を省みることができるのだ。
また、赤外線通信で自分の個人情報と一緒に
ペットの情報もアドレス帳に登録することができて、
他人のペットと自分のペットの相性チェックとかできちゃう。
ペットはそれぞれ飼い主の特性を反映しているわけだから、
つまり、他の人との相性をペットの姿を借りて確認することができるということだ。
さらには、自分のペットから相手のペットへ電話をかけさせて、
ペット同士の会話を第3者的に楽しむこともできちゃう。

飼い主の口グセを使って会話を組み立てるのである。
自分姿を客観的に見つめて改善につなげられるツールであり、
また他人とのコミュニケーションチャンスを増やしてくれるツールでもあるのだ!
そして、たくさん通話した分だけ早く成長するから、自然と通話したくなる。
「ペットを早く育てたくてね」っていうのを電話をかける口実にするのもいいかw
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