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明日まで待てないほど緊急な仕事はない―マニャーナの法則  
2009.04.26 (Sun)
シゴタノ!読書塾Vol.1 結果発表」で賞品としていただいた、
マニャーナの法則 明日できることを今日やるな』を読了。

manyana.jpg

新装版でございます。ありがとうございます!


一読して、こいつはうまく機能しそうなシステムだという期待感を持った。

ただ、書き方がイマイチなのか自分の理解力がイマイチなのか、
ともかく一度読んだだけではイマイチわからない部分もあり
(結局ファーストタスクって何なの?Will Doリストに何を書くの?等)、
ニ度目の通読を経て、ようやくだいたい理解して、
ますますこれはいいぞと思った。


「マニャーナ」とはスペイン語で「明日」のこと。

このマニャーナの法則の根底にあるのは、
「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方である。

それゆえ、新しく発生した仕事に当日中に着手することを極力避け、
可能なものはすべて「明日」にまわそうというものだ。

これは、決して「先延ばし」ではない。
なぜなら、翌日、確実に処理されるからである。

仕事との間に一日分の「バッファー・ゾーン」を設けることにより、
一日分の仕事を、整理された計画通りにこなすことができる。

ポイントは、仕事に必要以上の緊急性を与えないということである。


その毎日の仕事を管理する「クローズド・リスト」には、
タスク・ダイアリーを用意するのがいいということで、
さっそく、無印良品の文庫本ノートを買ってきた。

bunko01.jpg

144枚、しおりの紐もついて147円。文句なしの良品。
わざわざダイアリーを買わずとも、自分で日付を書けば問題ない。

bunko02.jpg

これに、同じく無印のアルミ丸軸万年筆を使ってゴリゴリ書いていく。
一日分のタスクを決めたら、そのリストの下に一本線を引いてしまう。
その後、当日中にやらねばならなくなった緊急の仕事は、その下に書く。

この万年筆も、千円強とは思えない書き味の良品。
ヨーロッパ標準のカートリッジなので、
ロッドリングやペリカンのコンバーターも使えるらしい。

というわけで、近くに無印良品がある人にはぜひおすすめしたい2品。
万年筆はネットストアからもお求め可能です。


ちがった。マニャーナだった。これはいいですよ。

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』とのイイトコ取りで
より自分に合ったシステムを作るのもいいかも。


しかしこれは、2009年、「最もタイトルの悪かった本」
ノミネートされるであろう作品ですね。

manianaold.jpg


↑旧装版の表紙。
最初「マニャーナ」って、このオッサンの名前かと思ったわ(笑)



関連エントリー:
はじめてのGTD
2007年、最もタイトルの悪かった本
算数で子どもに人生を語れ―父親が教えるツルカメ算

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edit |  23:29 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
はじめてのGTD  
2009.01.10 (Sat)
百式管理人の田口様より、
訳書『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』いただきました。
あざっす!!

gtd01.jpg


年末から年始にかけて夢中で読みふけりました。
いやぁ、今までGTDってもんを、実は全くわかってなかったんだなぁと(汗)

GTD(Getting Things Done)とは、その名の通り、
あらゆるやるべきことをきちんとこなすための体系だった方法論のこと。

以下の文章にハッとさせられる部分のある人には、特に有益なものであるはず。

どんなビジネスパーソンでも、やるべき仕事を確実にこなしたいと思っている。しかし、1日の仕事が終わったあとに、かけるべき電話がかけられず、引き継ぐべきタスクが引き継がれず、会議や話し合いで決められたことがきちんとフォローされておらず、果たすべき責任が果たされず、処理すべきメールが何十通も放置されていることを、彼らは知っているのである。こうしたビジネスパーソンの多くが一応の成功を収めているのは、オフィスや書類カバンの中に放置されている問題以上に多くの困難をかろうじて解決し、ひとつでも多くのチャンスをなんとかものにしているからにほかならない。しかし、仕事も人生のスピードもどんどん速くなっている現代においては、この状態をいつまで続けられるかははなはだ疑問である。



本格的なGTD導入の具体的な流れは本書を見てもらうとして、
ここでは、GTD的に超重要だと思われるポイントを3点にしぼって紹介。


1. 頭の中の「気になること」を全て外に出す

これが最大のポイントじゃなかろうか。

ほとんどの人は、脳の短期記憶に抱えきれないぐらいの「やりかけの仕事」を溜め込んでいる。たとえるならばメモリの容量ぎりぎりまで使い切ったパソコンで作業をしているようなものだ。そのため脳に負荷がかかって集中できず、常に気が散ってしまう。


とにかく気になっていることを一度全て書き出す。
本書ではこの作業を「収集」と呼んでいるが、この収集を最初に行う場合には、
長ければ6時間程度もかかるものだという。
それほどに人は、常に頭のすみでいろんなことを気にかけながら生活しているわけだ。
それらを全て頭の外に出すことで、頭の中をすっきりきれいにすることが
ストレスフリーのための第一ステップだということである。

本書には、ご丁寧に「済んでないこと」を思い出すためのきっかけ作りに使える
「トリガーリスト」なるものまでついているからありがたい。


2. To Doリストには、「次にとるべき物理的な行動」を載せる

私がこれまで見てきたTo Doリストの多くは、やるべきことを単に羅列しただけで、実際に必要な作業を書いたものにはなっていない。それらは、さまざまな未解決事項の部分的な覚え書きでしかなく、求めるべき結果や次の具体的な行動への変換作業ができていないのである。


「友人Yへの誕生日プレゼントを決める」というのは、物理的な行動ではない。

実際に次にとる行動は、「A店とB店で友人Yのプレゼントを探す」かもしれないし、
「友人Yに電話して、欲しいものがないか、さぐりを入れる」かもしれない。
To Doリストには、そういう具体的な行動を載せなければならないということだ。

そのために、まず「収集」した全ての事柄について、
「求めるべき結果」と「そのために必要な具体的な行動」を考えるのである。


求める結果に至るまでに複数の行動が必要な事柄のことを
本書では、個々のタスクと区別して「プロジェクト」と呼んでいる。

たとえば、ノートパソコンを買うにしても、実際の購入に至るまでに、
スペックごとの相場の把握

資金計画

購入機種の検討

購入店舗の検討

購入
といった過程で複数の行動が必要であれば、
それを「ノートパソコン購入プロジェクト」として、
To Doリストと別の「プロジェクトリスト」に加えておく。

そしてTo Doリストには、「価格.comで相場を調べる」というような
次にとるべき具体的な行動をその都度加えていくのである。


3. 適切なタイミングでレビューする

あなたの家に電池の切れた懐中電灯はあるだろうか。その懐中電灯の電池を交換しないといけないと思い出すのはいつだろう。言うまでもなく、その懐中電灯を目にしたときであろう。これはよく考えると、かなり間抜けなことだ。心に多少なりとも分別があるのなら、お店で電池を売っているのを見たときに思い出すべきだろう。


どんなに立派なプロジェクトリスト・To Doリストができても、
それを適切なタイミングでレビューできなければ意味がない。

そのために、To Doリストは、その行動をする際の状況別にまとめておく
(「@パソコン」「@買い物」など)。

プロジェクトリストについては、週に1度の「週次レビュー」で確認し、
何ができていて、何ができていないかを把握するべし。

また、特定の日付に思い出したいことは、
カレンダーや備忘録ファイルをリマインダーとして使うことで、
思い出したいタイミングで思い出せるようにしておくべし。


1. 頭の中の「気になること」を全て外に出す
2. To Doリストには、「次にとるべき物理的な行動」を載せる
3. 適切なタイミングでレビューする


ちょうど年の初めのいいタイミングなので、
さっそく今月からこのGTDを実践してみることにする!

ようやくcheckpadの正しい使い方がわかったかも・・・。



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edit |  16:53 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
専門家には口を挟むな  
2008.11.09 (Sun)
「専門」という漢字の覚え方。

「専門家には点をつけるな、専門家には口を挟むな」


専門家のやることについて、素人が採点したり、
口を挟もうとしたりしてはいけないよ、という意味。

そして、
専門の「専」には、「博」のような右肩の点はいらないよ、
専門の「門」は、口のついた「問」ではないよ、という意味(笑)


覚えにくいものは、由来や語源から辿るという方法もあるけど
こういう、それなりに腑に落ちる関連付けができれば、それもまたいい。

こういうのを考えるのはけっこう楽しいし。

学校でも、友達同士で集まって
覚えにくいものをどうやって覚えるかっていう会議とか
やればいいと思うんだよなー。


思えば大学受験のときには、
高校のクラスの中で覚え方を共有したりしてた。

クラスメイトの名前に関連付けたゴロとか作ると話題になるし、絶対覚えられた。
ああいうのって楽しいと思うんだけどなー。



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edit |  07:21 |  勉強法  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
「ノートのとり方」という宗教  
2008.11.01 (Sat)
ホッテントリメーカーで作ってみたタイトルだが
なかなか的を射ている気がするので採用。

ちょっと機会があってノートのとり方をいろいろ調べていたので、
どんな宗教があるか、ざっくりまとめてみる。


●トニー・ブザン教

ズバリ、マインドマップ。
ザ・マインドマップ』を経典とし、近年急激に勢力を拡大している。

上から下へ項目を並べていくノートの書き方に強く否定的で、
マインドマップの形こそが脳の情報体系構造を再現したものだと説く。

ウェブサイトでは、mindmap.jpなどが詳しい。
ほかに、みんなで描いた!マインドマップ ギャリーでは、
いろんな人の描いたマインドマップの見本をたくさん見ることができる。

トニー・ブザン教徒的には、
頭がよくなる本』も読んだほうがいいらしい。未読。


中心概念を真ん中に書くという意味では、
Ajatus Karttaを使うフィンランド教(経典『図解 フィンランド・メソッド入門』)、
マンダラチャートを使うマンダラ教(経典『図解 マンダラ チャート』など)
も同系統と考えられる。


●コーネル教

スバリ、コーネル式。

日本語の経典をあえてあげるなら、
アタマが良くなる合格ノート術』あたりだろうか。

ノートのページを、「ノート」「キュー」「サマリー」の3領域に分けて使うのが特徴。
講義ノートの取り方と復習のコツ」が詳しい。
(当ブログの「ナポレオンをコーネル式でまとめてみる」も参考のこと)



●東大教

東大生のノートのとり方を模範とするもの。
経典は『東大合格生のノートはかならず美しい』。

基本的なポイントは特設サイトでも見れるが、以下の7つ。


と:とにかく文頭は揃える
う:写す必要がなければコピー
だ:大胆に余白をとる
い:インデックスを活用
の:ノートは区切りが肝心
お:オリジナルのフォーマットを持つ
と:当然、丁寧に書いている



本書の中では、「大胆に余白をとる」ことの説明として、
あとで補足情報を書き足せるためと書いてあったが、
余白を使うのは、大事な情報を目立たせるテクニックでもある。と思う。


ちなみに、「東大生のノートは本当にかならず美しいのか?」という問題だが、
さまざまな東大生の勉強法を調査して書かれた
東大生が選んだ勉強法』によると、
ノートは「完璧にきれいに書く」派と「ぐちゃぐちゃ書きなぐり」派がいるというが、

いかに"ぐちゃぐちゃ"派とはいえ、「書きなぐったような汚い字でも、記述内容自体はあとで自分が見たときのことを考えて、わかりやすく」と心がけている人がほとんどのようだ。


とのことなので、ある意味で「東大生のノートはかならず美しい」は正しいといえそうだ。


東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法』にも、やはり
「ノートはあとで自分が見てわかるように書く」ということが書かれていた。

例えば、矢印には、何の矢印かわかるように解説を書く。

「以前→以後」「原因→結果」「結果→原因」「理由→主張」「主張→理由」など
矢印はいろんな意味で使われがちなので、
どういう意味で使った矢印かがわかるように書いておくということである。


●100円ノート教

100円ノートにインデックスをつけ、検索性を持たせることを重んじる宗教。
主な宗派として、
100円ノートで超メモ術」派と、
情報は1冊のノートにまとめなさい』派がある。

前者はあくまでも100円ノートそれ自体での検索性を追求するのに対し、
後者はインデックスをテキストデータとして管理し、PC上で検索する。

両者に共通しているのは、情報の一元化とタグ付けである。
学習科目によってノートを使い分けたりせず、
同じノートに時系列順に書いていき、タグによって検索できるようにする。


●無信仰者

無宗教という宗教。
すなわち、ノート不要論。

しかし、一口にノート不要論者といっても、
裏紙に覚えたいことをひたすら書き散らかし、覚えたら捨ててしまうタイプの者、
テキストの余白に全てを書き収めようとするタイプの者、
初めから書くこと自体をせず、テキストをただ読むタイプの者など
実際にはその性格は多岐に渡る。

特に近年は、ノートPCやモバイル端末の発達によって
アナログ不要論者という、新しいタイプも見られるようになった。


●まとめに代えて

勉強ブームという言葉を聞くようになって久しいが、
生涯学習の時代、自分なりのノートのとり方を早い時期に確立しておきたいもの。

どれが優れているということは、きっとない。
宗教なんてみんな我こそ真理と思っているものだ。

まずは何かひとつを選び、それを信じきってみよう。
信じるものは救われるかもしれない・・・。



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edit |  09:14 |  勉強法  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
開けっ放しのドアはいかにして生じるか―情報共有と現状維持バイアス(後)  
2008.10.29 (Wed)
前回の続き。


現状維持バイアス

人は変化を恐れる生き物だ。

人生のプロジェクト』では、
「人は今より悪くなることと同じくらい、今より良くなることに恐怖心を抱くようだ」
と表現されていたが、言い得て妙である。

「ドアは必ず閉めましょう」という貼り紙が
目に入る場所に貼ってあったとしても、
目の前のドアが開けっ放しになっていれば
あえてそれを閉めようとはしないものだ。

実際、明文化されたルールと機能しているルールが違うことはよくあり、
そういうとき、しばしば機能している暗黙のルールが優先されるものである。


だから、新しいルールを早く定着させたければ、
「~しましょう」と呼びかけるよりも、
既にそうなっているように振舞うほうが賢い。

貼り紙をするならば、「ドアは必ず閉めましょう」ではなく、
「このドアは常に閉められています」となる。

そんなアホな貼り紙あるかと思うかもしれないが、
そういう貼り紙は既に存在する。

見たことがあるはずだ。
「いつも当店のトイレをきれいにご利用いただき、誠にありがとうございます」
というやつ。

この貼り紙は、感謝の意を示したくて貼っているわけではなく、
「このトイレはいつもきれいである」という事実を作るために貼っているのである。


募金箱にあらかじめお金を入れておくのも、
「お金を入れる人がいる」という事実が、人の募金行動を促すからである。

そういう意味で、「貼紙禁止!」という貼り紙は最悪。
そこに貼り紙があるという事実を、それ自体が作り上げてしまっている。


情報の共有のほうで、過去の変遷を記録しておくことが
新ルールへの移行の妨げになる可能性があると書いたのは、
それまでのルールを忘れさせてしまったほうが
現状維持バイアスは働きにくくなるからである。

そういえば消費税が内税表示になったのも、
増税しても変化がわかりにくいようにするためだと言っていた人もいた。


まとめ

開けっ放しのドアは、情報の共有ミスと現状維持バイアスによって生じる。

●情報共有
 1. 明文化
  ・過去の変遷は全て記録に残しておく
  ・例外を認めるケースも必ず明文化する
  ・重要でない情報を共有できる機会を設ける
  ・情報の重要度は媒体で区別する
 2. 目に入るしくみ
  ・誰がその情報を確認したか、はっきりわかるようにする
  ・情報を確認しなければ目的の行為ができないようにする
  ・ルールは極力全員参加で決める
●現状維持バイアス
 「~しましょう」よりも、事実を作ってしまう
  ・「いつもきれいにご利用いただき~」
  ・募金箱にはお金を入れておく
  ・旧制度を早く忘れさせたほうが、新制度は早く根付く



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edit |  22:20 |  我思う  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
開けっ放しのドアはいかにして生じるか―情報共有と現状維持バイアス(前)  
2008.10.29 (Wed)
デパートやビルの入り口のドアが、
気がつけば開け放されていることがある。
「ドアは必ず閉めてください」という貼り紙をしても効果がなかったりする。

このような「開けっ放しのドア」が生じてしまうのはなぜか。
それはおおよそ、次のようなプロセスを経て生じていることに気がついた。

最初にドアを開けて中に入った人が、
すぐ後ろから入ってくる人のためにドアを開けたままにしておく。
      ↓
後ろの人が、開いたままのドアから中に入る。
すぐ後ろから人がやって来るので、やはり開けたままにしておく。
      ↓
後ろの人が、開いたドアから中に入る。
最初の人がドアを開けるところを見ていないので、
初めからドアが開いていたものと思い、開けたままにしておく。



若輩者ながら、これまでいろんなところに身をおいて
プロジェクトっぽいことに参加する中で、
チームとして何らかの目的のある活動を行うときには
この「開けっ放しのドア」を生む構造を作らないようにすることが
ひとつの課題でないかと思うようになった。

そのためには、情報の共有現状維持バイアスの理解
重要なポイントとなるのではないかという考察。


情報の共有

上記において開けっ放しのドアが生じたのは、
「もともとドアは閉まっていた」という情報が
いつのまにか共有されなくなっていたからである。

活動の規模が大きくなるほど情報の共有は難しくなり、
ホウレンソウホウレンソウと叫ぶだけでは解決しない問題となる。

情報の共有について、自分なりに大事だと思ったことをまとめておきたい。


情報の共有においてもっとも大切なことは、
必ず明文化することと、それが目に入るしくみを作ることである。


◆明文化

情報の明文化を考える際に、まず意識すべきポイントは、
新しい情報だけでなく、現在のルールに至るまでの
過去の変遷を全て記録として残しておくことである。

隣の芝は青いといわれるように、現在のルールより他のルールのほうが
いいように思えることはしばしばある。

いろんなルールを試してみるのはいいが、
過去に試した方法と、その際の問題点を記録しておかないと
何度も同じ道を堂々巡りすることになる。

「ドアなんて開けといたほうが入りやすいじゃん」と批判をする者に対しても、
「そしたらホコリ入りまくりでひどかったんだよ」と反論することができる。

ただし、現状維持バイアスのほうで詳しく述べるが、
過去のルールについては、その問題点をはっきり書いておき、
現行の情報と明確に区別しておかなければ、
新ルールへの移行の妨げになる可能性がある。


そして、ルールを明文化した後は、例外を認めないこと。
例外を認めだした途端に、明文化された情報の価値がなくなる。

認めざるを得ない例外が出てきたときには、
必ずその例外についても明文にしておくこと。


加えて大事なのは、重要でないことを話せる機会を作ることである。

いくら頑張って全ての情報を明文化しようとしても、
どうしても抜け落ちる情報が出てきてしまう。
だからこそ、たいして重要でない情報を共有できる場を作ることで
その抜け落ちに気づける機会を増やすのだ。

たとえばそれは喫煙室のようなたまり場や、
ネットワークを利用したBBSや社内ブログでもいい。
メンバー同士で食事などの余白の付き合いがあることも望ましい。


あとは、よくメールや社内回覧ファイルで、
重要度のランク付けをしているようなものがあるが、あれはあまり良くない気がする。

重要度のランク付けをするよりも、媒体を変えるべきだ。

同じ受信メールに重要度1のものと重要度5のものがあったって、
選択的に見る人なんて普通いないだろう。
どうせ全部見ることになる。
結果、重要メールまで見落としてしまうことが出てくる。

それよりは、緊急で重要なものはメール、心に留めておいてほしいものは掲示板、
どうでもいいつぶやきはブログ、というように媒体を分けるほうが実用的だろう。


◆目に入るしくみ

必ず情報が目に入るしくみを作ること。

「ドアは必ず閉めましょう」という貼り紙が、
ドアが開いている状態で見えない位置に貼ってあっては意味がない。

それと同じで、社内ブログを作っても全員がアクセスしなければ意味がないし、
メールを回しても読まれなければ意味がない。


そのためには、誰がその情報に触れたかをはっきりさせるしくみが必要だ。

会議の議事録であれば、会議の出席者または欠席者の名前を記録しておく。
回覧なら、必ず見た者はサインをするようにする。
メールなら、読んだ合図として携帯電話へワンコール(ワン切り)させるというのもいい。
そうやって、あとで「知らなかった」と言い訳ができないようにする。


情報を確認することを、目的の行為のための条件にするという方法もある。

ウェブサービスなどにユーザー登録する際に
利用規約を最後までスクロールさせないと
次の画面に進めないようになっているやつなんかがまさにそれだ。

「ドアは必ず閉めること」という情報を確認することで、
初めてドアが開けられるシステムにする。
(もちろんそんなシステムより自動ドア作るほうが早いですけど・・・)


しかし、一番良いのは、ルール自体を全員参加で決めることである。

自分のいないところで決まったルールには
どうしても不満を言いたくなるものだし、
可能ならば全員が納得した上でルールが作られるのが望ましい。



ふぃー、長くなってしまったので、後半はまた次のエントリーとして。

 →後編へ
edit |  10:09 |  我思う  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
「歯科検診力」を鍛える  
2008.09.21 (Sun)
最近かなり久しぶりに歯医者に行ったら、
全く自覚症状のないうちに自分の歯が虫歯だらけになっていて愕然とした。
その治療のために、もう1ヶ月以上も歯科通いをするはめになっている。

これにかなり懲りて、最近会う人会う人に歯医者行っとけよと進言している。
それでもなかなか行こうとする人が少ないので、
ついにこのブログを使って訴えることにした。


◆定期検診はいわば定期テストである

学校において期末テストやら中間テストやらが
年間何度も実施される意味を考えてほしい。

テスト前は部活も休止して勉強しなきゃいけないから
「なんでテストなんてあんだよ」とか思ってしまうものだが、
そうやって時々気を引き締めることによって
受験勉強の際に慌てて1からやり直さずに済むものなのだ。

1年も2年も歯医者に見せていないあなたの口内は、
テストも受けずにダラダラ過ごしている状態と同じだ。

部活でいうなら、コーチもつけず、対外試合もせずに
毎日だらだらと進歩のない練習を繰り返しているだけ。
常に専門家の厳しい目に曝されながら歯を磨いている者と
自分の歯磨きのレベルがいつまでも同じだと思ってくれるな。


◆痛くなくても虫歯です

甘いものを食べて歯も磨かずに寝る
       ↓
歯が痛くてほっぺも大きく腫れる
       ↓
歯医者に行って虫歯を治してもらう

みたいなイメージが一般に広く浸透しているので
歯が痛くならないうちは歯医者に行く必要はないと
油断し切っている人がかなり多い。

しかしはっきりいって、
痛みと虫歯の有無は関係ないと思っておいたほうがいい。


お恥ずかしながら、私の場合も
舌で触ってわかるほどの大きな穴が歯にできるまで
まったく気づかずに放置していた。

それに気づいて歯医者へ行ったときには、
その歯の神経を抜くはめになっただけでなく、
口内のいたるところで複数の虫歯が進行をすすめていた。

痛みがでるまで放置していたのでは全然遅いのである。


セルフチェックの方法としては、
歯医者で使っているようなデンタルミラーを買ってきて、
合わせ鏡で見れば、わりと虫歯は目視でわかる。

また、『おとなのための歯と口の健康づくり』によると、
繊維質のものが歯にひっかかりやすかったり、
デンタルフロスで歯間の汚れをとろうとしたときに
フロスが引っかかって切れたり、けばだったりする場合には
歯間の部分の虫歯を疑ったほうがいいとのことである。

しかし、いうまでもないことだが、
歯科医に見せ、レントゲンをとってもらうのに勝る方法はない。


◆定期検診ほどメリットだらけのものはない

歯医者に限ったことでないと思うが、定期検診はいいことだらけである。
これはマジだ。
定期検診を受けないことのデメリットが大きいというべきか。

虫歯が早期発見できれば、
・治療期間が短くて済む
・治療費が安くて済む
・痛みが少なくて済む
・歯がきれいなままで済む

虫歯の発見が遅れれば、これの逆のことが起こる。
それが今の私の状態だと思っていただいて差し支えない。


虫歯の発見が遅くなればなるほど・・・

・治療期間が長くかかる

虫歯が複数ある場合、一度に全部の歯を治療しようとしたら
歯茎中に麻酔をしなければならなくなり、
そうなるとモノが全く食べられなくなるから、
どうしたって治療は何回かに分けなければならなくなる。

銀歯を作ることになれば、銀歯が出来上がるのを待たなければならないし、
神経を抜くことになれば、根の治療にも日数を要する。


・お金がかかる

治療の期間が長くなるほど、当然治療費もかさむ。
そして銀歯とかはお金かかるぞ。

銀歯が嫌な人、金属アレルギーの人とかは
セラミックとか別の白い素材を使うことになると、
さらにバカみたいにお金がかかる。
確か前歯以外には保険は使えないとか、そんな感じなのだ。


・治療に痛みを伴う

本当に小さい虫歯の場合は、麻酔すらしなくて済む場合もある。
虫歯が進行するほど、深く削らなければならなくなるので
その分痛みも大きくなる。

先ほど神経を抜くと根の治療が必要になると書いたが、
歯の根元の、神経を切った切り口が傷となるので
その部分が炎症を起こすことがあるのだ。
それで歯の内部を数回かけてきれいに掃除する必要がある。

どうやるかというと、神経を抜いたところに
細いヤスリみたいなのを差し込んでいって、
手作業でガリガリやるわけである。

私の場合だが、先日神経を抜いた部分は炎症が特にひどく、
そこにヤスリみたいなのが刺さったときに、
悶絶するような、かつてないほどの痛みだった。
麻酔の注射とか、歯を削るドリルとか、比じゃない。
治療が終わっても丸1日くらい痛みが残ったほどである。

ほら、だんだん恐くなってきただろう?


・銀歯が多くなっていく・・・

いつまでも白い歯でありたいのは誰だって同じだろう。
だが銀歯以外の素材を選択するのは現状かなりお金がかかる。
強度も銀歯に劣る。

結局、いつまでも白い歯でいたければ、
自分の永久歯を文字通り「永久」に大切にするしかない。


◆忙しくて歯医者とか行ってらんないという人へ

用事のひとつやふたつキャンセルしても今すぐ行くべきだ。

そして診断後に、その場で次の検診の予約を入れてしまおう。
これこそが最大のポイントである。

なぜか全然虫歯にならないタイプの人もいるので
そういう人は半年に1回でも見てもらえば十分だと思うが、
比較的虫歯になりやすい人は、
3ヶ月に1回は見てもらうことを強くオススメする。

でも「3ヶ月くらい経ったらまた来よう」とか思ってても
3ヶ月経った頃にはゼッタイに忘れてるから、
必ずその場で3ヶ月後の予約を入れてしまうわけである。


医師に「経過観察」という言葉を使われたら要注意だ。

小さい虫歯は、あえて削らなくても
歯磨きをしっかりすれば進行を止めることができる。
それゆえ極力削らないことをポリシーとして、
次回まで様子を見ましょうという歯科医も多い。
それが「経過観察」だ。

しかし、これは小さくても虫歯なのだということを忘れてはいけない。

歯磨きをしっかりすれば大丈夫だと言っても、
しっかりしていなかったから虫歯ができているわけで、
そのままいけば確実に虫歯は進行する。

経過観察を言い渡されたときは、
歯磨きをしっかりするだけでなくて、
また近いうちに検診に行くことが特に重要である。


◆歯磨きをあなどるなかれ

たかがハミガキ、されどハミガキ。
どんな歯ブラシでどうやって磨くのが効率的かということが
熱心な研究者達によってずいぶんと研究されてきたようだ。

スティルマン改良法やら、ゴッドリーブの垂直法やら
難易度は高いがプラークの除去効果の高い方法とか、
歯茎のマッサージ効果の高い方法とか、
様々な歯磨きメソッドが存在するということがわかった。

さらには、デンタルフロスの使い方にまで、
指巻き法、サークル法といった名前がついている。

ノウハウから入るタイプの人は
まずは歯磨きを極めてみるのもいいだろう。

歯磨き法などについては
歯ブラシ事典 -使い方から介護用品までなんでもわかる-』に詳しい。


いい歯磨きなんて簡単だ。」によると、
慣れないうちは歯磨き1回に20分はかける必要があるという。
実際磨いてみると、20分はかなり長い。
だが、上の記事では、実にすばらしい方法が合わせて紹介されている。

それは、形の違う歯ブラシを3-4本使うという方法。

歯ブラシを4本使って20分を4回に分ければ
1本当たり5分磨けばいいので飽きが来づらいし、
それぞれの歯ブラシで磨きやすいところを磨けるので
磨き残しもできない。
なんとも理にかなった方法である。


◆まとめ

・しばらく歯医者に行っていない人は、今すぐ行きましょう

・その場で3ヶ月後の検診の予約を入れましょう

・白く健康な歯で、快適ライフを送りましょう



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