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[洋楽英語]Eric Clapton "Tears in Heaven"  
2008.03.26 (Wed)
多少教科書的(?)だけど、仮定法過去をとりあげるには
これほど良い教材もないでしょう。

エリック・クラプトン、Unplugged収録の"Tears in Heaven"より。

 Would you know my name if I saw you in heaven?
 Would it be the same if I saw you in heaven?



「仮定法過去」と呼ばれるように、
「現実と反対の仮定」「実現しそうにない仮定」を表す場合は、
 if+S+過去形 ~, S+would(could/should/might) ~.
で表し、「もし~だったら、~なのになぁ」と訳します。
今回のフレーズは、その疑問文の形。

ちなみに、2行目の主語"it"は、前回もやった通り、特別意味のないitですね。


訳すと、こんな感じ。

「もし天国できみに会ったら、私の名前を覚えていてくれるだろうか?
 もし天国できみに会ったら、何も変わらないままだろうか?」



有名だけど、これはクラプトンが事故で亡くなった息子に捧げた歌。
息子に捧げるために歌ってた以降、最近は全く歌っていないことでも有名。

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[洋楽英語]Rage Against The Machine "Guerrilla Radio"  
2008.03.19 (Wed)
洋楽英語、2発目はレイジ。
The Battle of Los Angeles収録の"Guerrilla Radio"より。

 It has to start somewhere.
 It has to start sometime.
 What better place than here?
 What better time than now?



"has to"は、もとはhave toなので、「~しなければならない」ですね。

"it"はこの場合、特定の何かを指してるわけでないので、特に訳す必要なし。
こういう意味のないitはけっこう多いのだ。
「What time is it?」のitとかも意味ないよね。


"What better place than here?"は、be動詞がないけど、
直訳すると、「ここより良い場所はどこですか?」
だけど、ここでは「反語」と考えましょう。
高校古文風に訳せば、「ここより良い場所があるだろうか?いや、ない」ってことだ。
次の"What better time than now?"も同じ。


訳すと、こんな感じ。

「どこかで始めなければならない。
 いつかは始めなければならない。
 ここより良い場所があるか?
 今より良い時があるか?」



かっこいいねぇ。

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[洋楽英語]Radiohead "There There"  
2008.03.16 (Sun)
やはりレディオヘッドからいきたいと思います。
Hail to the Thief収録の"There There"より。

 We are accidents waiting to happen

という表現。


waitingは現在分詞ってやつですね。accidentsを修飾。
"wait to ~"は「~するのを待つ」なので、訳すとこんな感じ。

「我々は起こるのを待っている事故だ」
深い。

「起こるのを待っている」ってのがイマイチだったら
「発生待ちの」とかでもいいかも。


こういう感じで、意味深なフレーズをポンと紹介すると
この曲全体の歌詞が気になって、自分で訳したくなるんじゃないかなと思うんですが、
どうでしょうね。



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[洋楽英語]はじめに  
2008.03.15 (Sat)
英語教育のとっかかりとして、洋楽の歌詞の導入を試みる教師は少なくないが、
思いのほか、生徒のウケはそんなによくなかったりする。

なぜだろうか。

ひとつには、応用可能性の低さがある。

ポップスの歌詞というのは、
えてして口語的(もっといえばスラングまみれ)であったり、
メロディに合わせて語順が変になってたりして、
ちょうどいい教材を探すのが意外に難しい。

教材として使えそうな曲を探そうとすると、
どうしても結果的に、文法的に簡単すぎる歌、
同じフレーズの繰り返しが多い歌などになってしまいやすい。

そうなると、わざわざ歌を用いて学ぶ意義がなくなってくる。
「この歌詞は訳せたけど、それがなんなの?」
という感じになってしまいかねない。


このこととも大いに関係あるが、もうひとつの理由として、
いかにも教科書的な選曲が問題である場合も考えられる。

前述のように、文法的に理解しやすく、スラング等もない曲、
しかもある程度なじみのある曲が良いだろうということで選ぶと、
たいてい出てくるのは、ビートルズ、マライヤキャリー、スティービーワンダーetc.

これだと、いくら教師が「たまには教科書を離れて・・・」と意図をもっていても、
どうしても教科書的な感じがぬぐえないのである。


とはいえ本来的には、歌で言葉を学ぶというのは非常に有効な方法だと思う。
メロディーに合わせてフレーズを覚えると記憶に残りやすいし、
「洋楽の歌詞がわかる」というのは、動機づけとしても悪くない。

そこで、自分なりに、あまり用いられない曲を使って、
フレーズレベルでの歌詞紹介みたいなことをやってみようと思ったのです。

そんなこんなで、新カテゴリ[洋楽英語]

上記のような問題点を払拭できるのかはわからないが、
洋楽を使った英語学習の可能性を模索してみたい。

とりあえずかっちょいいと思ったフレーズを紹介していきます。
授業の合間とかにサッと出すと「おっ」ってなりそうなやつを。


さて、ネタがどの程度あるものか・・・。

edit |  00:50 |  洋楽英語  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
Rage Against the Machineというバンド  
2007.08.14 (Tue)
流れ星を見ようとして家の周りを歩いてみて
こんなに空が明るい町だったのだなと今更気づかされた。

星は見えなかったけど、夜、音楽を聴きながら散歩するのはとても気持ちが良い。

家に帰ってからも、久々にNo Music, No Lifeな気分だった。

「SUMMER SONIC 07 史上最高の20万人が来場!」の記事を見て、おぉいいなぁと思ったけど、
出演ラインナップを見たら、意外に胸のときめかない感じだった。


そんなこんなで、煮え切らない気持ちを晴らすため、
レイジが2007年4月29日にコーチェラでやった再結成ライブの映像を見ていました。

今日はちょっと、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンというバンドについてです。
ちょっとだけ。


rage against the machineというバンド名、
直訳すると、「マシーンへの怒り」となる。
このマシーンというのは、巨大な権力とか、
慈悲のない機械的な現代の社会体制のこと(確かそんな感じ)。

その名前のとおり、音楽を通じて過激な政治的活動を行ってたバンドだ。

2000年にボーカルのザックが脱退を表明し、バンドは事実上解散。
残りのメンバーは別のボーカルを入れて、Audioslaveという別のバンドを結成。

冒頭に述べたコーチェラの再結成ライブは、実に7年ぶりのレイジということだ。


9.11テロの事件後、アメリカではジョンレノンの「イマジン」が放送自粛曲となったが、
レイジの放送自粛曲は、なんと全曲

そのせいで、レイジが最後に出したライブアルバム
Live at the Grand Olympic Auditoriumはアメリカでは全然売れず、
個人的には全然興味のないAudioslaveが快調にセールスを伸ばしていた。

そんなこともあって、レイジはもう必要とされてないのかななんて思ってたりしたが、
コーチェラの映像見たら、全然そんなことなかった。

世界はレイジを必要としてた。

コーチェラのレヴューを読むだけでも、すごいことになっていたのが十分伝わってくる。
やっぱこうだよロックフェスってのは。

ちなみに最近、Audioslaveのボーカルは正式に脱退を表明。
レイジは年内には4回だけライブをやって終わりだと言っていたけど、
今後の活動継続も期待してしまいたくなる。
ぜひ来日を!あわよくば来札を!!


ギターのトム・モレロが、「いつから政治に興味を持つようになったんですか?」と聞かれて、
「褐色の肌をした子どもがいろんな人種の子どもがいる公園に遊びに行く、
 その瞬間から政治の授業が始まってるんだよ」
と言っている。

そういう意味では、日本人には本当の意味で政治を身近に感じることって
なかなか難しいのかもしれない。

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edit |  02:30 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
社交辞令であっても真に受けたいな  
2007.05.28 (Mon)
知らなかった。

こんなものがでていたとは・・・。


B-SIDE」 Mr.Children



ミスチルなんて最近はめっきり聴かなくなったが、
それでも好きな曲はけっこうあって、
このB-SIDEにはそれがけっこう入っていてうれしい。

例えば、「また会えるかな」という曲。

今日のタイトル「社交辞令であっても真に受けたいな」は
この曲の歌詞からでした。


というわけで、なつかしくなって久々に歌詞を見直して気づいたが、
夢並べて」というフレーズを、今の今まで
You never love again.」だと思っていた・・・。




札幌だけの家庭教師「考動力研究会」


edit |  01:00 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク