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自分のメタ認知に打ち勝つ  
2007.05.13 (Sun)
最善の判断をするために、
自分自身を奮い立たせるような「内なる声」に惑わされないことも
ときには重要である。


分かりやすい例を挙げると、
自分に片想いの女性ができたとする。
そして、その女性と付き合いたいと思うようになったとする。

やがて、「そろそろ告白しようかな」と、迷うときがくる。

このとき、「いや、まだ時期尚早かな」と先延ばしにしようとすると、
「ビビって告白できないのかよ!いくじなしが!」というように
自分自身を責めるような内なる声が聞こえることがある。

これを気にし始めると、もう「先延ばし=いくじなし」というような気がしてきて、
冷静に客観的な判断をすることができなくなってしまう。


もちろん、このような「内なる声」は、自己を監視する上では役立つことも多い。
本当に怖気づいて、いつまでたっても告白できないでいるよりは
己の内なる声に奮い立ち、告白するほうがずっと立派ではある。

しかし、この「内なる声」が、ときに適切なタイミングを見失わせる。

「おれはいくじなしじゃないぞ!!」と勢いづいて告白したら、
「まだ○○君とはそんなに仲良くないし・・・」
なんてことにもなりかねない。


適切な判断をするために、
ときに自分を信じきって冷静に判断することも大切である。

自分で客観的に判断することが難しい場合は、
客観的に判断してくれる友の存在が貴重になる。

ただ「おまえならいけるよ!大丈夫だよ!」と元気をくれるだけでなく、
「今はまだ早い」「そろそろ頃合いだ」というように
冷静な助言をくれる友を持つことは、意外に難しいものだ。



札幌だけの家庭教師「考動力研究会」


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