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暗記は脳との対話  
2007.06.11 (Mon)
どんな勉強にも暗記はつきものである。

受験勉強においても、暗記の重要性は
改めて説明するまでもないことだ。


しかしながら、暗記=とにかく頭につめこむ作業だと考えてる人が多い。

特に、暗記が苦手だという人に話を聞くと、
何回読んでも覚えられない」といって自分の脳みそを恨んでいる人が非常に多い。

確かに、何度か教科書を読むだけで頭に入ってしまう
「暗記向きの脳」を持った人も少なからずいるが、
決して多数派ではない。

そうでなくて暗記が得意な人というのは、
脳との対話が上手な人である。


つまり、「自分の脳みそが今どれくらい覚えれているか」ということを
こまめに脳に問いかけながら勉強しろ
ということだ。


具体的には、例えば英単語の意味を覚える学習であれば、
単語とその意味を5個見たら、一度意味の部分を隠して、
自分がその5個の意味を覚えているか確認してから次へすすむ。

次の5個も同じように、単語と意味を見たら、一度意味の部分を隠して確認し、
さらに、先ほどの5個の単語を意味をまだ覚えているかというのを再度確認する。

そしてさらに、50個くらいまですすんだところで
その50個の意味をまとめて再々度確認する。

このようにすすめていくことで初めて、自分が単語の意味を覚えるときに
どれくらいの時間をかけて覚えればいいのかが分かってくる。


よく聞く暗記テクニックとして、
「声に出して読みながら何度も紙に書く」
「部屋の中を歩きまわりながら唱える」
「絵にして視覚的に覚える」
といったものがあるが、
いずれも脳に情報をつめこむためのノウハウばかりで、
いかにして脳から情報を引き出すかという視点が欠けている。

暗記においては、脳に情報をつめこむ作業(=input)と同じくらい
それを脳から引き出す作業(=output)も欠かせないのだ。




札幌だけの家庭教師「考動力研究会」


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