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「やらないこと」を決める  
2008.01.08 (Tue)
シゴタノ!で紹介されていたものだが、読んでなるほどーと思ってしまった。

新年をむかえ、今年はあれをやりたい!これをやりたい!っていうことはたくさん思いつくが、
「今年やらないことは?」って考えると、かなり悩んでしまった。

あれもやりたいし、これもやりたいし。
だから計画倒れになるものが多いのか自分・・・。

1.今年は何の戦略、プロジェクト、活動をやらないことにしますか?
 (What strategies, initiatives and activities will you say no to?)

2.今年はどんな数値に注意しないことにしますか?
 (What measurements will you not pay attention to?)

3.今年はどんな顧客を相手にしないことにしますか?
 (What customers will you not target?)

4.今年は誰とつきあわないことにしますか?
 (What people will you not keep?)

5.今年は誰と競争しないことにしますか?
 (What competitors will you not follow?)

6.今年はウェブから何を削除しますか?
 (What will you remove from your web site?)

7.今年は何にお金を使わないようにしますか?
 (What money will you not spend?)

8.今年はどのミーティングに行かないようにしますか?
 (What meetings will you decline?)

9.今年はどの旅行に行かないようにしますか?
 (What trips will you not make?)

10.今年はどんなスライドを作らないようにしますか?
 (What slides will you not create?)

11.今年は何を言わないようにしますか?
 (What will you not say?)

12.今年はどんなことを考えないようにしますか?
 (What thoughts will you not entertain?)



やー、しっかり取捨選択しておかないとダメだなー。


受験勉強においても「やらないこと」を決めてしまうのは有効な戦略である。

私自身が大学受験の勉強をしていたときには、
例えば国語であれば、「漢字」と「文学史」は勉強しないことにしていた。

漢字は昔からかなり苦手であったが、それを克服するための労力が大きいわりに、
入試問題ではたいした点数にならないので、バッサリ切り捨ててしまった。
そのため入試本番でも書けない漢字があったが、
その分の勉強時間を他の分野に割り当てられたので、結果成功だったと思っている
(そのかわり今になって漢字で苦労しているが・・・)。

文学史についても、自分は日本史も選択していなかったし、
本番で文学史の問題が出るかどうかもわからなかったので、
初めから一切勉強しないことにした。
これも結果的には成功であった。


勉強が苦手な人に限って、全分野で均等に点数を取ろうとしてパンクしてしまうことが多い。

ちょっと本題から逸れてしまうが、
性格的に几帳面すぎることが、勉強をする上で仇となっている子どもは少なくない。

授業のノートをとるときも、いちいちペンの色を変えて、定規を使って、
間違えたら修正ペン使って・・・ってやってるうちに先生の話が先にすすんでたりする。
定期テストのときに一緒にノート提出なんて課されたときには、
ノートを作りこむのに一生懸命になって、全然勉強ができてなかったりする。

「やらないこと」を決めて、サクっと物事をこなせる能力っていうのは、
言い換えれば「優先順位を見極められる」っていうことか。

これは大人になってからも非常に重要な能力ですね。


「何かを得るためには、何かを捨てなきゃいけないんだ」
なんて、ちょっと大人の階段をのぼっている気がするぜ・・・。


 参考
まず、今年やらないことを決める(シゴタノ!)
「しないことリスト」で考えてほしいこと(My Life Between Silicon Valley and Japan)
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edit |  23:12 |  勉強法  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク