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スト(苦笑)、反省文(苦笑)  
2008.03.12 (Wed)
やっぱり胸糞が悪いので書いておく。


この前の北教組のスト、実は当日生徒から聞いて知った。
「今日、先生がストやってた」と。

はぁ!?って思った。
さすがにありえんだろーと。
ありえてましたなぁ。

教員がこの大事な時期に職場を放棄して違法なストをして、
その処分が1時間職場放棄した分の2000円程度の減給で、
教頭昇任試験合格者も全員反省文を出してお咎めなしってか。

いやー、すごい世界だ。


今、どれだけの人間が教員を目指して
5倍10倍以上(教科によっちゃ100倍以上)の採用試験を受けてると思っているのだろう。

道教委では「教頭としての資格に疑問を持たざるを得ない」としながらも、教頭がいなくなる恐れがあるとして、登用に影響させないとしている。




教頭やりたい人間なんてオレがいくらでも連れてきてやるよ。
教職員として違法なストをやるような人間でも合格できるテストなら
登用の基準として機能していないということでしょ。


査定昇級制度に関しての詳しい内容や事情はわからないけど、
それでも反対の主張が
「導入すれば、教職員の人間関係がばらばらになり、子供の教育に悪影響が出る」
なんていうんじゃお話にならないだろう。

教員人事評価制度で教員間の人間関係が悪くなるってことは、
要するに今までは年功序列に甘えてぐーたら仕事しててもよかったのに
これからは若手でもちゃんと働くヤツが先輩より高給とりになるから
気まずい雰囲気になるってことか?

それはつまり、クラスの優等生に良い成績をつけると
成績の悪い子からいじめられるから、成績に差はつけません
ってこと?


もっとも、「短期的な業績しか重視されなくなる」とか、
「評価するのが校長と教頭というのがおかしい」といった
制度上の問題に関する批判は、それなりに納得できる。

だが、教職員ともあろうものが、それを訴える手段として
違法なストライキという選択しかできなかったというのは残念すぎる。

それも1万2千人で。
明らかに「赤信号、みんなで渡れば恐くない」という発想。

そんな教員が、生徒に校則を守る必要性を教えられるわけがない。
授業がつまらないと感じたら、授業をサボってもよいということを
教師が体をはって教えてるようにしか見えないだろう。

これこそまさに、「貼り紙禁止」という貼り紙である。


以前、北海道、札幌で家庭教師をする意味という記事で、
北海道民は教育費をかけているわりに学力が低いようだということを書いた。
また、全国学力テストでも、都道府県別の成績で北海道はワースト5に入っている。

今回の件で、「こんなことやってるから北海道は学力低いんだよ」
という声をネット上でもちらほら見かけるのがとてもくやしい。

頑張っていこうよ北海道。



 参考
教職員1万2千人を懲戒処分 道教委、スト参加者(iza)
ストで懲戒処分の49人、「反省文」提出で教頭昇任(iza)



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