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ええじゃないかと言い合える社会の夢を見る  
2008.06.28 (Sat)
へんな夢を見た。

友人と2人で、わりと繁盛している、中規模のラーメン屋に入る。
空いてる席を探して腰掛けたら、
前の人の食べ残しが置いてあったので、
店員に言って片付けてもらった。

ところが、実はその席の人はトイレに行っていただけで、
まだ食べている途中だったのだ!
戻ってきて、僕らを見て、怒るでもなく店を出てしまった。

うわーやっちゃった、と落ちこむ僕ら。

と、急にまわりの席の客が寄ってきて、
「ええじゃないか、ええじゃないか」
と言いながら踊りだすのである!

なぜか店を出て行った当の客まで
戻ってきて「ええじゃないか」と踊っている・・・。

それで自分がどうしたのかよく覚えていないが、
「よかった、ええじゃないかの人たちだ!」
と思ったような気がするw
そして目が覚めた。


まったくもって意味不明。
だけどそんな社会も素敵かもと思った。

誰かがヘマをやったときに、
知らない人もみんなで取り囲んで
「ええじゃないか」と言ってあげられる社会。


そんな夢を見ていたら、寝坊してその日の約束に遅刻。

「ごめーん!まあ、ええじゃないか!」
と言ったら、まあ怒られたね。
自分で言うことはできない言葉らしい。



関連エントリー:
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 共同体意識
 異物を排除するような目 
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edit |  10:54 |  我思う  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
第2回「教師学のススメ」ご報告  
2008.06.25 (Wed)
2008.6.23教師学のススメVol.2が無事終了。
思っていたよりエキサイティングな感じになりました。
やはり数学というテーマは深い。

最初にテーマ提供者の佐藤氏から
数学はこうして役に立ってるんだぜっていう感じの話をしてもらい、
その後、数学を勉強する(勉強させる)意味や、
いかにして数学を教えるかなどについて意見やアイデアを交換し合った。


今回はわりと丁寧に議論をまとめてみよう。

まず、我々の生活の中でも
数学は目に見えないところで役に立っているという佐藤氏のお話。
複素数はタイヤの原理に用いられているし、
経済でいえば微分積分が効用の最大化の計算に使われる。

でも、じゃあそういう仕事に関わらない大多数の人にとっては
やっぱり数学なんて必要ないのかというと、そうじゃない。
数学は応用力、整理・類推・体系化する力を身につける学問だ
という話がありました。
あとは、図を使って考えるということを覚えられるとか、
視野を切り替えて考える力が身につくとか、
抽象化して考えられるようになるのが数学だとか、
難しい問題を考えるプロセスを身につけるとか、
好奇心を育てられるのが数学だといった意見もありました。

でも僕などが思ってしまったのは、
それって数学じゃないといけないの?ということ。
例えば、図を使って考える方法を身につけるなら、
それをそのまま教えればいいんじゃない?ということ。

でもまあ、上にあげた項目の多さを見てわかるように、
一つ一つ個別にやっていたら大変だけど、
これらをまとめて扱えるのが数学だという結論になりました。

ただ問題なのは、子ども達(大人もか)が
「数学って何の役にたつの?」って思ってしまうように、
数学で上記の能力が身につくことの実感が得られないこと。
いかにその実感を生徒に持たせてあげるかというのは
考えたほうがいいかもしれないねという話になりました。


それから、数学をどうやって教えるかという話。

まず話題にあがったのは、「マイナス×マイナス=プラス」
どうやって納得させるかについて。

[×マイナスの数]というのを概念的に理解することの難しさについて
ひとしきり話し合ったあと、
数学以外の概念に置き換えて理解させることも時に有効である
という話になった。

そして、2者間の人間関係に置き換えた、
「一方が好意をもっている(+)のに、他方が嫌っている(-)関係は
 うまくいっていない関係(-)といえるが、
 お互いに嫌っている(-×-)なら別に問題ない(+)」
という、画期的なたとえ話に一同うならされた。

あと、当日は言わなかったけど、何かの本で読んだものでは、
「10万円の負債(-10万)を5回手離す(-5)と、資産は+50万だ」
というたとえがあったな。


その次に話題にあがったのは、[÷分数]がなぜ[×逆数]になるのかという話。

これについては、数学的に見事に証明してくれた方もいたが、
数学が苦手な生徒に納得させるという意味では、むむむという感じ。

[÷分数]になるような文章題としては、例えば
「2mのリボンを1/2mずつ切り取ると何本になるでしょう」(2÷1/2)
といった問題が作れるが、
こういう問題で[÷1/2]を[×2]に直すのって意味不明じゃない?という話。

これは各自の宿題ということになりました。


最後に再び佐藤氏のほうから、
合コンで 授業で使える数学小ネタ」の話があって、終了。

なかなか濃い話し合いができて楽しかった。
国語、数学ときて、次はどうなるものでしょう??


「教師学のススメ」関連エントリー

edit |  11:34 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
[教師学のススメ]2008.6.23 数学を考える  
2008.06.22 (Sun)
これもまたかなり急な告知ですね・・・。
教師学のススメ、第2回開催のお知らせです。


6/23(月)18時半より、塾や家庭教師など、
教育に携わる全ての人のための勉強会、
「教師学のススメ」を開催します。

第2回となる今回のテーマは、数学の教え方について。

・数学の必要性って?なんで数学は嫌われる?
・残り物に福なし?すぐに使える数学の小ネタ!
・数学の教え方の悩みを共有!

数学が苦手な人でも全然問題ありません
(テーマ提供者である佐藤君自身も文系学生です)。

6/23(月)18:30~20:30
会場:北海道大学文系講義棟W308
(南北線北12条駅か札幌駅から徒歩です)

参加無料。お持ちいただく物も特にありません。
1人での参加も、ご友人と一緒の参加も歓迎です。

参加希望の方は、kyoshigakuあっとyahoo.co.jpまで、
氏名と所属を書いてご連絡ください。
会場の場所がわからない方はおっしゃってください。




ゆるい雰囲気の集まりなので、当日飛び入りもまったくかまわないです。
でも、話し合い自体は中身の濃いものにしたいですね。


札幌だけの家庭教師「考動力研究会」
edit |  08:55 |  お知らせ  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
第1回「教師学のススメ」ご報告  
2008.06.10 (Tue)
ひじょーに遅くなりましたが、2008.5.13教師学のススメVol.1のご報告。


第1回のテーマは、「『羅生門』を授業でどう教えるか」でした。
担当は大谷氏。

当日の流れとしては、
大谷氏が最初に、高校で一般的に行われているような感じで模擬授業を披露し、
その後、実際に某所で出題された羅生門の単元テストを皆で一斉に解いてみた。

その後テストの模範解答を確認し、各自自己採点。
それから、出題に関する不満や、先程の模擬授業の感想、
国語の授業のあるべき姿等々についてわいわいと。

最後に、1人1問ずつ、オリジナルのテスト問題を考え、
全員のを合わせて、まったく新しい「羅生門テスト」を完成させましょう!
という感じでやりました。

その完成品テストを、ようやくここにご披露。
いやー、遅くなってしまって申し訳ない。

↓こちらからどうぞ

羅生門代替問題(PDF)


個人的には、意外と無難なところに落ち着いたかなという印象(笑)
もっと大胆で斬新なものがあってもよかったかな。

授業でこんなふうにやればいいのにっていうアイディアはいくらも思いつくものの、
生徒の学力を測るそれなりに妥当な指標を作らねばというところまで考えると、
実際にはそう大それたことは意外とできないものだということかも。


ちなみに当日議論の中で出た意見としてはこんなものなどが。

・授業で教えられた解釈を再現することを求められているテストに違和感あり。

・出題者の解釈に従って作られている問題(=本来的には解釈に多様性が認められうる箇所に関する問題)と、読解力を試す問題(=こうとしか読み取れないところを正しく読み取る力を測る問題)とは別に扱うべきだ。テスト二種類論。

・一般的な通釈を授業で教え、その通釈に則った問題をテストで出題すべきだ。多様な解釈や別の説などは、あくまで補足的・発展的に扱えばいい。
→「これは通釈として教えてるんだよ」っていうことをせめて一言最初に言われれば、生徒は楽になるかも。

・授業で小説を扱うことの意味は?「羅生門」という作品を扱うことの意味は?
→心情の読み取り?解釈の多様性?教養?教訓?

などなど。
なんだかまとまらないまとめですみません(汗)


会自体の反省としては、議論の時間が少し短くて不完全燃焼だったかなという点と、
皆が作った問題に関して発表し合う時間がほしかったかなという点がありましたね。

まあ初回としては、なかなか濃い内容にできてよかったんじゃないかと思います。


さて次回は、6月23日(月)の予定です。
詳細は追って告知いたします。
edit |  21:46 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク