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GAPの店員が目を見てこんにちはと言ってくる  
2008.07.27 (Sun)
先日たまたまGAPのショップに行ったとき、
店員がみんなして目を合わせて「こんにちは」と挨拶してきた。

以前からGAPでは「いらっしゃいませ」じゃなくて
「こんにちは」と言ってくるということには気がついていたのだけれど、
しっかりこっちの目を見て挨拶してくるものだから、
思わず「あ、こんにちは」と返してしまった。

言ってしまってから、ヤベっ、挨拶し返しちゃったよと思って、
その後さらに何人かに挨拶されたときには返事をしなかったが、
また後から思い返して気づいた。
別に挨拶されたら返すのは普通じゃん、と。

あっちが店員でこっちが客だから、
店員が挨拶してくるのは当たり前だし、
こっちが挨拶し返す必要なんてないなんて
自分もずいぶん思い上がった消費者になってしまっているのだなあと反省。


挨拶といえば、少し前に、
店員に「ありがとう」と言う人が大嫌い。おかしいのでしょうか。。。
という議論が盛り上がっていた。

意外だったのは、
「おつりをもらうときにありがとうなんて言うヤツは気持ち悪い」
というような意見の人が少なからずいたこと。

その中にも、「ありがとう」というのが偉そうで嫌いというタイプと、
そもそも挨拶をする意味がわからないという人がいた。

前者についてはわかる気もする。
「どうも」とかならわかるけど、「ありがとう」という言い方が
既に上から言っているという主張である。
わかる気もする。

後者はつまり、
店員だって「ありがとうございました」とか仕事で言ってるだけであって、
そこに個人的な挨拶を持ち出すのがいやらしいという主張だ。

これもわからなくはない。
挨拶が形骸化された場面においては
形骸化されていない挨拶が不自然に浮いてしまうのだ。
まさにそれゆえ自分も前述の場面で挨拶を返さなかったのだ。

しかし、大事なポイントは、
レジで「ありがとう」と言うようにしているという人や、
おつりを渡すときに「ありがとう」と言われたら嬉しいという人のほうが
どうも多そうだという事実だ。

レジで『ありがとう』と言葉を返す?
レジでおつりを貰うとき「ありがとう」って言いますか?

挨拶が形骸化されている場面であるからこそ
形骸化されていない挨拶が突然とび込んできたときに
嬉しく感じてしまうという人のほうが多いようである。


コミュニケーションというのはそもそも
どちらかがリスクを負うことから始まるものだと思う。

別に知らない人同士でなくても、
自分から挨拶をするには勇気がいる。
でもだからこそ、挨拶は先手必勝!が基本ですよね。

でも、店員相手に先手必勝はないか・・・と思ったが、
そういえば『気くばりのツボ』に書いてあったわ。

行きつけのカフェとかで店員と仲良くなりたければ、
2度目以降、店に入るなり、「あ、どうも」と店員に言ってしまえと。

これはまさしく「先手必勝」の挨拶じゃないか!


この前の本当に「使える」言葉遣いを僕は知らなかったのエントリーもそうだけど、
さりげなく頭をなでられるようになるには、場数を踏むしかないを読んでから、
こういうのはホントに場数だよなーってすごい思うようになった。

試験の本番で力を出せるようになるのも、
知らない人だらけの交流会でうまく振舞えるのも、
営業をうまくこなせるようになるのも、
ホント場数。
経験値っていうか、場数。
知識のインプットだけではどうにもならない部分ってけっこうある。


えーと、つまりまとめますと、
GAPの店員で挨拶の場数をふむうちに
挨拶上手になれますよという話でした。



関連エントリー:
 本当に「使える」言葉遣いを僕は知らなかった
 できるまでできるふり
 ウザがられるフェーズ
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デッドライン同盟を作って夏休みの宿題をやっつけよう  
2008.07.25 (Fri)
さて北海道の学校もそろそろ夏休みですが、
この夏休み、今回こそは宿題を早めに終わらせてしまうぞ!
と意気込んでる人も少なくないんじゃないでしょうか。

でも悲しいかな、「明日やろう」が積み重なって、
夏休みも終わりが見えてきた頃にほとんど手付かずの宿題に気づいて
また自己嫌悪してしまうのが人間というものなのです。

だから今回は、今から対策をしてしまいましょう。


「デッドライン同盟」を作って、
自分への締切を強制力のあるものにしましょうという提案。



●用意するもの:深い絆で結ばれた友人数名
※各人が計画的に取り組みたい勉強やら仕事やらを持っていることが条件です。


●手順

1. 週に1~2回程度、集まる日を決める

2. 最初に、次回の集合日までに自分がやる課題を各自宣言する
「問題集を何ページまでやる」とか。
大事なのは、他の人にはっきりと達成か未達成かを確認してもらえること。
だから、「本を何ページまで読む」というのはダメ。
「本の何ページまでを読んでノートに要約する」とかにする。

3. 全員共通の、宣言未達成時の「罰則」を決める
この罰則を相当キツめにすることが重要。
一番わかりやすいのは罰金かな。
生活に支障がでる程度の罰金でかまわない。

4. 集合日に、全員宣言を達成したかどうか確認し、容赦なく罰則を処理する。
「今回は無しにしない?」なんてことにならずに、
互いのことを思って厳密に罰則を遂行させ、
かつ以後の関係が悪くならない程度に信頼のある友人同士でなければならないのだ。

5. 淡々と、宣言し、厳密に達成し、を繰り返す
宣言する時点で自分に甘くすることさえなければ、
あとは勝手に計画通りに課題をこなすことができてしまうシステムである。

長く続けるためのポイントとして、
どこか少しは「緩さ」があったほうがいいかもしれない。
例えば、「宣言の当日中であれば宣言内容は変更可能」とか。


夏休みの勉強に限らず、資格試験の勉強にだって使えるし、
追い込まれるまでダラけてしまいがちな就職活動にも、
なかなか習慣付けできない運動などにも応用可能。

結局人の意志なんて弱いものだから、
やるしかない仕組みを作ってしまうしかないっすよね。


締切に追い込まれて徹夜した朝にこんなエントリーでした。

edit |  06:04 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
2010卒向け「就活コンパス」始動  
2008.07.25 (Fri)
今年度も学生団体コンパスの活動がスタートしました。

学生の就職活動を支援しつつ、
メンバー達自身も就活を進めるイベント「就活コンパス」
第1回の開催が28日に決まりました。


今回のテーマは、GW(グループ・ワーク)ならぬ、
GD(グループ・ディスカッション)ならぬ・・・

GM(グループ・ミッション)

ミッション:内定者から就活の濃~い情報をゲットせよ。

初回から、ゲストとして内定者を6名も呼んでしまう予定です。
これは就活に不安を抱える人は参加マストでないかい。


【日時】 2008年7月28日(月)17:00~19:00
【場所】 北海道大学文系共同棟W308(北10西7)
【対象者】 2010年卒の就活生
【参加費】 無料
【服装】 私服(ジーンズ・Tシャツなど本当に自由でOK)
【申込】 氏名・大学・学部を書いてcompass あっと kodoken.comまで
【主催】 学生団体コンパス

詳細はこちら


edit |  00:48 |  お知らせ  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
[教師学のススメ]2008.8.4 フィンランドの非競争教育を考える  
2008.07.24 (Thu)
早くも第3回をむかえることになりました
教育に携わる学生達の真剣ダベり場「教師学のススメ」。

今回のテーマは「フィンランドの非競争教育VSアメリカの競争教育」。
フィンランドの教育が競争をなくして、
なぜ世界一と呼ばれるようになったのかについて。
教育大の若きエースが担当してくれます。


日時:8月4日(月) 18:30~20:30
場所:北大図書館グループ学習室(本館3階ゲート近く)
持ち物:筆記用具

もちろん参加無料です。
実際学生に限定する必要もないので、学生でなくても参加OKです(笑)

お問い合わせはkyoshigaku あっと ヤフー.co.jpまで!



タグ:教師学のススメ




札幌だけの家庭教師「考動力研究会」

edit |  23:32 |  お知らせ  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
本当に「使える」言葉遣いを僕は知らなかった  
2008.07.19 (Sat)
最近になって気がついたこと。
自分は言葉遣いがヘタだったという事実。


自分は今まで、それなりに正しい敬語を駆使して
目上の人とも上手に話してきた気になっていたが、
実は、周りの人はもっと上手に言葉を遣っていたのだ。

周りのみんなができていて、自分にできていなかったこと。
それは、より親しくなりたい人と話すときの、
「フランクな敬語遣い」である。

目上の人や初対面の人に対しては敬語で話す、というだけなら
ひととおり言葉され覚えれば誰にだってできる。

だが、誰とでもすぐ仲良くなれるタイプの人(なつき上手な人)は、
敬語を自然に崩してみせることで、
距離感を感じさせずに話すことがウマいのだ!


たとえば彼らは、敬語の中にうまく「タメ口」を織り交ぜてみせる。

「素敵な時計ですね。どちらで買われたんですか?
 あ、誕生日プレゼントですか。いいですねぇ。」

          ↓ ↓
「ステキな時計!どこで買われたんですか?
 誕生日プレゼント!いいなぁ。」


こんな感じかなぁ・・・ムズカシイ。


「彼ら」と書いたが、こういうのは女性のほうが上手かな。

できる人はごく自然にやっている感じなのだが、
無礼さや生意気さを感じさせずに、かつ距離感を感じさせずというのは、
意識的にやろうとすると、なかなか難しいのだ。

これはもう、場数をふむしかないかな。



関連エントリー:
 なつきたい大人

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忙しくて自分を見失いそうな人のためのチェックリスト  
2008.07.15 (Tue)
「忙しい」とは「心」を「亡くす」ことだなんて使い古された表現だが、
スケジュールがつまっていることと、「忙しい」こととは
別問題だという気がしてきた今日このごろ。

ちょうど小飼 弾氏が、
この夏の日本に最も必要な一冊 - 書評 - 「残業ゼロ」の人生力という
この夏を無駄にしないためのブックレビューを書いておられるので、
便乗して、日々を「忙しく」生きるより、「有意義に」生きるための
チェックリストを作ってみた。


忙しさで自分を見失っているような気がしてきたら、
以下の項目をチェックしてみよう。

え?忙しくてそんな暇ない?
そんなあなたはチェックするまでもなく重症です。


◆食事が作業になってしまっていないか

「そろそろ食べておかないと明日まで持たないな」
なんて考えてたりしませんか?

食事=栄養摂取なんて悲しすぎる!

食は人生の喜びのひとつでございます。



◆被害者意識をもっていないか

「なんで自分だけがこんな思いをしなきゃいけなんだ」
なんて考えていたら、典型的な注意シグナルです。

自己中になっていないか、自分の最近の言動を振りかえってみよう。



◆他人の悩みを「くだらない」と見下していないか

「そんなつまらんことで悩める余裕があっていいな」
とか実は思ってたりしないか。
自分のものさしで他人の悩みの大きさを測ることはできない。

他人の悩みを自分が解決できるケースは少ないけど、
その人の立場に立ってその人の抱える問題に「共感」できることが
すなわち人間の大きさなんじゃないかなあと思います。



◆睡眠時間の短さをステイタスや逃げ口上にしていないか

「昨日も3時間しか寝てないからね」とか。

言ってる本人が思っているほど、かっこいい発言ではない。



◆身近な人の親切や気遣いに感謝できているか

隣の人がさりげなくコーヒーを入れてくれていたり、
ゴミを片付けてくれていたり、
そういった気遣いに気づいて感謝することもできないようでは、
人として魅力がなくなりつつあるかも・・・。



◆身体は清潔さを保っているか

シャワーを浴びたり、服を着替えたり、歯を磨いたり・・・、
そういった最低限の文化的営みは疎かにしてはいけません。

「忙しくて3日も風呂に入ってないよ~」とか、かっこよくないってば。



◆ささいなやりとりにいちいちイラ立っていないか

メールの返信の遅い人にイラっとしたり、
周りの人からのちょっとした指摘に反発したりしていないか。

また、街中にいる奇抜なファッションの若者や、
でかい声で立ち話するおばちゃんたち、
公園のベンチで昼間から酔っぱらってるおじさん、
そっけない対応のコンビニの定員なんかに
いちいち意味無く腹を立てたりしていないか。



◆季節の変化や周囲の環境の変化に気を向けられているか

そろそろ半そででも暖かくなってきたなぁとか、
紅葉始まってきたなぁとか、
日本の四季を身体で感じられているか。

また、周囲の人の変化に気づけているか。

「おっ、髪切った?」とか、
「なんか、しんどそうでない?」とかね。



◆常に頭痛や立ちくらみ、目の疲れと闘っていたりしないか

「身体の痛みに耐えて頑張るオレ」が
かっこよく思えることもあるのだけれど、
小さな初期症状を無視して無理しつづけると、
ぶっ倒れるなどして結局周りに迷惑をかけることになります。



◆特定の誰かからの評価が常に気がかりになっていないか

「これは社運をかけた重大な任務なんだ」とか
「自分にしかできないことなんだ」とか思って頑張っている場合でも、
実際は、誰かに悪く思われたくないとか、
できなかったら怒られるとか、
直接的にはつまらない理由で休めなくなってることがある。

そういう後ろ向きな理由で頑張っている状態だと、
同じことをやっていても、前向きに取り組んでいるときよりずっと疲れるもの。

自分が何のために頑張っているのか、今一度考えてみて、
健全でないと思うなら、まずそこを変える努力をするのも
ひとつかもしれません。



ギクリとする項目が3つ4つある人は、
タスクに追われ、時間に追われ、
自分の人生設計を見失っている可能性があります。

そのような状態は、自己を犠牲にして会社に貢献しているようで、
実際は会社にとっても、長い目で見ると社会全体にとっても、
決して好ましいものではありません。

夢を追いかけ、自己成長や喜びを追い求める生き方をするために、
今一度ライフスタイルを見直してみるチャンスかもしれません。



関連エントリー:
 声を荒らげるより、飲んで帰ろう
 時間を作るために、やめた2つのこと
 「忙しい」より「ヒマだ」
 「やらないこと」を決める


edit |  22:35 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
大人の醜さを憎む子ども心が社会を浄化していくけど、大人も子どもも悪いことはできなくなってきた  
2008.07.13 (Sun)
ネット上ではここんところ連日話題沸騰中だった
毎日新聞の英語版サイトのWaiWaiの問題。

これだけの騒ぎになってるんだから、
てっきりネチズンに限らず広く認知されたもんだと思ってたら、
友人数人と話してるときに、自分以外誰もこの話を知らなくて、
かなりショックを受けたので、とりあえず貼っときます。




毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki
毎日新聞問題の情報集積wiki
(とりあえずこのページを読むのが一番わかりやすいかな)

(※07.21追記:GIGAZINEさんにわかりやすいまとめ記事ができました。
 テレビや新聞で詳しく報道されない「毎日新聞英文サイト変態記事事件」、一体何が問題なのか?


この件は、記事を真に受けた外国人が日本に来て性犯罪を犯すんじゃないかっていう
実害について怒っている人も多いが、
「日本を代表する報道機関のくせになんばしょっとか!!」
ってことで怒ってる人も多いと思う。

「教育」もそうだけど、
「報道機関」という職も、社会的に特別視する見方がある。
特に報道機関に身をおいて働いている人には
自分達が真実を世に知らしめるんだという社会的使命感に燃えて
働いている人も多い(と願っている)。

今回の件でいうと、残念ながら毎日新聞の中の人には
そういう特別な存在である報道機関としての自覚は全くなかったわけだ。

騒動になった後、毎日新聞はなんと、
Mainichi Daily Newsのrobots.txtに検索エンジンのクローラーを拒否する設定を記入。
 (参考:毎日新聞が検索エンジンを拒否!? メディアの自殺行為か
これはつまり、「Google先生、このページは見にこないでください><」
っていうことである。
報道機関のニュースサイトがである。ギャグとしか思えない。


今回の件であらためて思ったのは、悪いことはできなくなってきたなぁっていうこと。

最近は不祥事が相次いでいるような印象を受けるけど、
今までは隠し通せてきたものが、
隠せなくなってきたということなのかもしれない。

大きいのはやっぱりインターネットの成熟。
情報伝達経路の発達と、オフラインへのそこそこの影響力アップ。
個人の発信があっという間に日本を巻き込むことも可能になってきた。

今回の件も2ちゃんねるに書き込まれて騒動になったものだし、
robot.txtに関してははてなブックマークのいちユーザが見つけて発覚した。

それでインターネットは恐いみたいなイメージをもたれることも多いが、
勘違いしてはいけないのは、
インターネットそれ自体が勝手に騒ぎを大きくしてくれるわけではないということ。
インターネット自体は便利なツールでしかなく、
それを利用して騒いでいるのは、他ならぬ人間である。

それに考えてみると、
最近の不祥事の内部告発とかは、インターネットは関係ない。


これは漠然とした印象でしかないけど、
なんか社会的に「悪を憎む意志」が強くなってるのかなーというイメージ。

「正義」というのとはちょっと違う感じで、
どちらかというと「子ども」みたいな感じ。純粋な心の子ども。
悪を憎むっていうか、大人の「汚さ」や「ズルさ」を憎むような感じ。

働きたがらない若者が問題とされているのと関係があるのかわからないけど、
普段学生たちと話していても、なんというか、
みんな「お金の臭い」を嫌うようなところがある。

何か面白いことをやっている人や、興味深いことを言っている人がいても
お金をもらってやってるってことがわかると
「なんだ金儲けかよ」って冷めちゃうような、そんな感じ。

自分が働くときにも、「お金のため」と割り切ってどんな仕事でもやれるという人は
なかなか少ないんじゃないかと思う。
就職活動中には「企業理念に共感できる会社で働きたい」みたいな
かっこいい声もよく聞くが、決して嘘を言っていないと思う。

だから、想像でしかないけど、
内部告発する人の心理も、正義感からっていうより、
そういう二面性のある企業に属していると、
なんか疲れちゃうんじゃないかなーって思った。
当事者意識を持って働いている社員ほどそうだろう。


というわけでまあ企業に関してだけいえば結局は
公開できない「暗部」のある組織はもうもたない、でもそれだけのことっていう
アンカテさんの話に集約されると思うんですが、
企業だけでなく、個人の悪事も隠しにくくなってきつつある気がします。

mixiの日記で飲酒運転したって書いたら広まって問題にされたり、
いじめの動画がネットにアップされて学校特定されたり、
大聖堂に落書きしたら騒がれてイタリアまで謝りに行くはめになったり
(それで感動されて学校名入りの銘板作られちゃったり…)。

誰もが、自分の行った悪事について
顔も名前も知らない大勢から一斉に非難を受ける可能性を持っている
(まあ警察に捕まった場合と同じかとも思うけど)。

これはなんでなんだろう。
飲酒運転とかいじめとか落書きとかは
企業の汚さとか、お金の臭いとかとは違うよな。

落書きに関しては、野蛮で残酷な日本的茶番では、
日本人の「道徳」と呼ばれているような「権威主義」によるものだと考察している。
うーむ。


いずれにしても、ある個人の悪事が、
それが法で裁かれぬものであっても、
多数派の気分を著しく害するものであった場合、
匿名の働きかけによって大勢に公表される可能性がある。
少年法という法も保護してはくれない。

なんてスリルのある日常!


でもまあ、もともと悪事ってのは千里を走るものなのかも。

少し昔の村社会的生活スタイルを考えれば、
どこそこの家の悪ガキがこんな悪いことをした
なんて話は、あっという間に村中に広まったものだろう。

それが最近は、人々の活動範囲が広くなった分だけ
近所の付き合いが希薄な人達が多くなってた。
社会で接する人の総数は増えても、
親しい人、深い交流のある人の数は少なくなってた。

そこにインターネットというツールが登場して、
離れている人とも深く交流することができるようになってきた。

このままの流れで、世界中が皆仲良しになっちゃえばいいのにな~とか、
話が飛躍しすぎですか・・・。



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 やりがい
 悪者を排除しようとすることほど非建設的なことはない
 組曲「ニコニコ動画」全自動マリオVer.に人間の恐ろしさを垣間見た  
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コナンに学ぶ、手柄を譲って問題を解決する方法  
2008.07.08 (Tue)
確か上司は思いつきでものを言うにも書いてあったことだが、
会社で、元気のいいフレッシュマンが
「こういう新しい方法をとれば、コストも削減され、作業効率も上がります!」
と提案しても、なぜか上司が良い顔をしないことがある。

これは、今まで自分がやってきた方法が否定されることを恐れる
上司のつまらぬプライドによるものだったりする。

そんなプライド捨てちまえ!って思うかもしれないけど
誰しもそういうつまらぬプライドにしがみついていないと
サバイブできないコンクリートジャングルだったりするわけである。

そんな環境下で、新しい提案を認めさせるひとつの方法をご提案。


一言でいうと、手柄を上司にゆずってしまうのだ。

例えば、WinMergeのような強力なフリーソフトの存在を
知らないばかりに、手間をかけてやっている作業というのは意外にあるもの。

しかしこのときに、
「こんなソフトがありますよ!」と意気込んで持っていくと、
「でも、フリーのソフトは精度がねぇ・・・」とか
「変なソフト入れて不具合が起きたら困るから」とか
テキトーな理由をつけてプライドを死守されるかもしれない。

こういう場合、
「ファイルの差分を読み取ってくれるようなフリーソフトって
 ないものですかねぇ?」

と、まず相談に行くことをオススメする。

その結果、上司がググって探して見つけてくれたなら
「こんな便利なソフトがあったんですね!ありがとうございます」
とお礼を言えば、上司も反対する理由がない!

あるいは、探してくれなくとも、
「vectorとかで探してみたら?」とだけでも言ってもらえれば、
「探してみたらありました!アドバイスありがとうございました!」
でOK。


名探偵コナンで、コナンは
「あれれ~、おかしいぞ~」とか言いながら、事件解決のヒントだけ示し、
手柄は全て毛利小五郎や他の大人にゆずってしまう。

それでも、実はコナンが事件を解決しているのだということを、
見ている人はちゃんと見ているのである。



関連エントリー:
 「Bクラス理論」:Bクラスとは、成果に集中できない人のこと
 エラーのない仕事の請け方・頼み方


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学生団体「北プロ」の代表に会ってきた。  
2008.07.07 (Mon)
先日は久々に「スゴ学生」に出会う機会があった。
学生団体「北プロ」代表の川口さん。

ひょんなことから北プロという学生団体の存在を知り、
ホントに唐突に「お話きけませぬか?」とメールしてみたところ
あっさり承諾していただき、
1週間もしないうちにお時間をとってもらってしまった。

北プロには、なんと学部2年生と1年生しかいないという。
川口さんが1年生のときに思い立って創始し、
他大からも意識の高い学生を集めて組織したというから
おったまげてしまう・・・。

自分の学部1年生時代といえば、
サークル入って、行かなくなって、
アルバイトを週5日も入れたりして、
一人暮らしを始めてウカれまくったりしてた頃だな。
なんたる差・・・。

団体としての活動についてだけでなく、
代表という立場で意識していることや心がけていることなど
いろいろお勉強させていただきました。

今一番の大仕事としては、
8月に合宿型のビジネスコンテスト「Biz 08」を開催するとのこと。




 詳細はこちら


学生対象で参加費8000円のイベントをやるっていうのは
それなりに覚悟のいる企画である。

北海道にも、こういう経験に8000円の投資ができる学生が少なくないといいけども。


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