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フィンランドの5年生が作った議論のルール  
2008.10.28 (Tue)
ベンチャー経営者のための資金調達マニュアル Vol.1」で
経営者のベースのスキルアップのための教材として紹介されていた
図解 フィンランド・メソッド入門』を読んだ。

なにげにここ最近フィンランド・メソッドにはまりつつある・・・。


その中に、フィンランドの小学5年生が自分たちで作ったという
議論における10のルールというものがあった。
すごいので紹介。

このルールをやぶる人がいたら、班長が「それルール違反だよ」と指摘するらしい。


1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない




1番目と7番目は違いがよくわからなかったりするけれど
彼らなりのこだわりがあるのかもしれない。

ちょうど最近、橋下知事と大阪の高校生の意見交換会の様子を見て、
つくづく日本の子どもは議論ってもんができないなーと思った。
学校で議論のやり方なんて習ってないんだよな。

全然子どもに限った話じゃないんだけれど、
自分の意見が否定されると、人格が否定されている気がして
感情的になって声を荒げる、泣き出す。
議論の内容を引きずって、議論後も仲が悪くなる。


それで国際的に見ると、↓こういう評価になるようだ。

端的に言って、日本人は切れる。ぶっちぎれる。本人の怒りの導火線に火がつくと止まらない。でも、何故怒っているかという部分に関し、よくわからないことが多い。「何で?」と。もちろん切れた本人もわかってないことがある。とにかく切れている。そこに意図がない。制御できない怒りの発露と言えば聞こえがいいけども、要するに暴走。

一方、中国人が怒っている場合、その目的は結構わかりやすい。これまた端的に言うと、「怒ることでメリットがある」場合が多い。「何故、怒るのか?」に答えがある場合が圧倒的に多い。ベースには計算がある。損得勘定がある。怒ったことでトクをするから怒っている。

実は短気な日本人(タケルンバ卿日記)



テレビで著名人たちの議論を見てても、
「他人の発言をさえぎらない」すらできていないし。

まあテレビ的演出があるにしても。



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