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パラシュート勉強法が遅延評価勉強法に通づるものがある  
2008.05.07 (Wed)
遅延評価勉強法とは、勉強が苦手な人向けの「遅延評価勉強法」によると
一言でいえば「必要になったら、必要なところだけ勉強する」
という方法のようだ。

プログラマの間ではけっこう知られた方法論だったっぽいな。

「遅延評価」という言葉を調べてみると、「ある式を、その結果が本当に必要になる時点までは評価しないでおくテクニック」とあります。そのメリットは、「条件次第で捨ててしまうような値を事前に準備することは非効率的である。このような場合遅延評価を行うと必要なときだけ値が計算されるので計算量を低減できる」とありました。

ここから遅延評価勉強法とは、「その知識が必要になった時に初めて勉強する方法」です。もっと言えば、「○○を学んだから××をやってみる」ではなく、「××をやりたいから○○を勉強する」と定義できます。

 ハッカーと遅延評価勉強法



似たような方法論として、数学の勉強法には、
「パラシュート勉強法」と呼ばれるものがある。
(誰が作った言葉かは存じ上げませんすいません!)

算数・数学の勉強はしばしば積木に例えられるように、
基礎から積み上げていかなければいけないというのが常識。
しかしこの「パラシュート勉強法」は、
「下から登らなくても、パラシュートでいきなり好きな所に着地していいんだよ」
と提唱する。

例えば高校生の時点で小中学校の数学の基礎が抜け落ちている生徒の指導の場合
普通は小学校や中学校の内容まで遡って、
順番に抜け落ちている穴を埋めていく。

二次関数をやろうとするなら、その前に二次方程式がわかっていないとダメだし、
当然その前に一次方程式がわかっていないとできない。
また累乗計算や分数の計算自体も理解できていなければ、
そういった基礎計算からやり直す必要がある。

しかしパラシュート勉強法では、そういう生徒にもいきなり二次関数の問題を教える。

その中で分数計算の知識やらなんやらが必要な場面に遭遇したら
その都度、その部分だけ教えるようにして、
とにもかくにも目の前にある二次関数の問題を解けるようにするのである。


この方法の大きなメリットは、
数学に関してすっかり失われた生徒の自尊心を取り戻してやれることにある。

高校生にとって、小中学校の問題を解かされるっていうのは
けっこうストレスのたまることだ。
プライドは傷つけられるし、なかなかゴールが見えてこないし。
そういう意味では、先に着地点を見ることができるこの方法は有効である。


ただ、やってみると、口で言うほど簡単ではないけどね・・・。

穴だらけの知識を継ぎはぎだらけにして無理くりゴールに連れて行ったところで、
結局「で、これがなんなの?」って感じの反応になってしまうことも多い。

自分がメラとかヒャドしか使えない状態でスライムに苦戦してた経験をしているから
ベギラゴンやイオナズン使えるようになって強い敵を倒したときの感動があるわけで、
冒険開始直後から魔法使い放題では、ありがたみがわからないどころか、
「何のためにこんなに魔法あんの?メラとか使わねえじゃん」って感じ?

そして、火炎系の魔法はこの敵には効かないとか、
そもそもメタルスライムに魔法は効かないんだよとか、
そういうことを経験から学んでいないっていう辛さもある。
それはもう仕方のないことなのだけど。


「遅延評価勉強法」についていえば、
勉強が苦手な人向けの「遅延評価勉強法」に書かれている、
「インプットとアウトプットが同時にできる」っていうのは絶対に必要なことだと思う。

勉強が苦手な人ほど、勉強=インプットだと考えている傾向にある。
それで勉強なんて退屈だー退屈だーと言っている。

これもRPGの例でいうなら、
「レベル上げ」の時期が全てインプットだけだとしたらどうなるか。
強いボスを倒せるだけのレベルになるまで、
勇者は毎日魔法学校に通って、魔法を唱えるための理論を学び、
フィールドに応じた有利な戦闘隊形の組み方を学び、
ボスの動きを研究したビデオを見ながら弱点をレクチャーされ、
町の道具屋でアルバイトをして、その学校に通うための資金を稼がなきゃならない
(それはそれで面白いかも・・・)。


「必要に応じて勉強する」っていうのは、
極端にいえば「勉強しない」っていうことなのかもしれない。

とにかくやってみる。
受かりたい大学ができたら、とにかくその入試問題を解きまくってみる。
話せるようになりたい言語ができたら、とにかくネイティブと会話しまくってみる。
組みたいプログラムができたら、とにかく似たようなソフトのコードをいじりまくってみる。
倒したい敵ができたら、とにかく近くの敵を倒しまくってみる。

勉強のための体系だてられた理論だって、
もともとは先人達がそうやってがむしゃらに学んだものを
逆ルートで整理したものなんだよなー。


 参考
勉強が苦手な人向けの「遅延評価勉強法」(ロケスタ社長日記)
遅延評価的勉強法(IT戦記)
ハッカーと遅延評価勉強法(@luke_silvia.diary)



関連エントリー:
 ファンキー末吉「才能がなければ1000曲作ればいいじゃない」
 できるまでできるふり
 暗記は脳との対話
edit |  19:45 |  勉強法  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
コメント
はじめまして

パラシュート学習法の命名者は、一橋大学教授だった、野口悠紀雄氏によるものです。
http://www.noguchi.co.jp/

今から15年ほど前の著書で、私が高校時代に読んだ本の中で一番印象に残っています。
この本を読んで、学校の先生になろうと志したこともありました・・。(結局はなりませんでした。一種高校教諭免許は持ってます)

「超」勉強法の主要ポイント
基本三原則: 
1.面白いことを勉強する 
2.全体から理解する 
3 8割までやる
英語は教科書丸暗記法
数学はパラシュート法
国語は対象文章の字数を把握する
記憶のためには中味を長く

# 出版社: 講談社 (1995/12/4)
# ISBN-10: 4062076012
おおくす |  2010.05.11(火) 23:04 |  URL |  【コメント編集】
>おおくすさん

おお!貴重な情報ありがとうございます!
お礼が遅くなってしまってすいませんでした。

『「超」勉強法』確かに読んだ覚えがあります。
けっこう前に読んだものでしたが、挙げていただいたポイントを見る限り
けっこう今でも頭に残っていることが多いなぁと思いました!
oika |  2010.05.17(月) 21:41 |  URL |  【コメント編集】
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