2008.12.31 (Wed)
2008年も今日で終了。早い早い。
というわけで、この一年間におおっと心動かされたものについて
簡単にでも振り返っておきたい。
◆本
本はけっこう読んでたつもりだったんだけど、
今振り返ろうとすると意外に思い出せなかったりする。
読んで読みっぱなしになってた本が多かったな。もったいない。
記憶に新しいものからいくと、まず『予想どおりに不合理』かな。
いやはや、実験がなんともユニークで引き込まれるように読んでしまう。
日常において我々がいかに不合理な行動選択をしていて、
しかもその不合理さに気づかずに繰り返しているか、ということに気づかせてくれる本。
(関連エントリー:我々の不合理な決断は前もって予測できる―予想どおりに不合理)
心理学系でいくと、『証言の心理学』はやはり良書だった。
目撃証言という領域は心理学の中でもマイナーなほうだったけど、
裁判員制度が始まることになって、国民全員が学ぶべきものになってしまった。
断言できるが、来年はこのあたりの領域が必ず注目されることになる!
もう1点いっておこう。『最強の集中術』。
目の前の作業に集中できないときには、自分が「ゾーン」に対して
どの位置にいるのかを見極め、適切な対処をして「ゾーン」に入れるようにするべしと。
(関連エントリー:「応援してるよ」って言う。)
勉強系では、まずこれ!『日本人の英語』。
これは本当にもう少し早く読んでおきたかったね。
せめて少しでも多くの学生に勧めることにしたい。
社会人でも、これからは英語のキャッチコピーとか考える機会も多いだろうから
そういうときに恥ずかしい間違いをしないように、これ!
(関連エントリー:日本語にも定冠詞と不定冠詞の違いは存在するッ・・・!!)
同じ英語でも英会話では、『英会話ペラペラビジネス100』は本当目から鱗だったー。
すごくそれっぽいフレーズが言えるようになる一冊(笑)
というか、「あ、それでいいのか!」っていう気づきが多かった。
CD付なのもうれしい。
でも、リスニング能力を上げるためにはこれだけでは不足かも。
教育でいうと、フィンランド・メソッドに軽くはまってました。
一冊挙げるなら『競争やめたら学力世界一』。
この本はただフィンランドの教育を称賛するだけじゃなくて、
PISAからの世界的な教育の流れをきちんと考察した上で、
フィンランドの「社会構成主義」について解説している。
フィンランドうんぬん関係なく、教育に関心がある人は読んでおくべき。
(関連エントリー:あまのじゃくと社会構成主義―いわゆるフィンランド・メソッド)
今年一番インパクトが強かったという意味では、『偽善エコロジー』かな。
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』の著者の新書。
レジ袋削減も、マイ箸持参もただの「エゴ」だとか、あげくには
ごみの分別なんて意味ないからペットボトルもどんどん燃やせとかおっしゃる。
独自に集めたというデータにも、確かに説得力がある。
ただ、アマゾンのレビューを見るとわかるが、賛否両論。
こういうのを見ると、自分に知識がない故に真偽を判断できないのが本当に歯痒い。
おそらく来年にまたがるであろう、今読んでいる本は
『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』。
来年はやるべきことをやるべきタイミングでこなしつつ、
ストレスフリーに生産性の高い生活をしたいので、
すばらしいタイミングでいい本に出会った気がする。
来年レビュー予定。
そして最後に、なんといっても『学問のすすめ』。
今年は教育人間塾という勉強会に参加して、福沢をじっくり読み進めていった。
こういう方法での読書経験はなかなかなかったので、すごくいい刺激になる。
自分でも、じっくり読む価値のある名著は、時間をかけて読むのがいいかも。
(タグ:教育人間塾)
◆マンガ
マンガは読んでるつもりで意外と読んでなかったかもなー。
今年は、あえて挙げておくとすれば1点だけ。
ウェブ漫画から、オーシャンまなぶ。
物理的な暴力が無効で、言葉の暴力のみで戦う世界のお話。
更新楽しみにしております。
◆音楽
今年ははっきりいってPerfumeの一人勝ちだったな。
トラック的には決して新しいことをやってるわけじゃないと思うんだけど、
歌が入るとなぜこんなにも素晴らしいものになるのか。謎すぎる。
次点でArctic Monkeysかなぁ。
しかし2008年は全然音楽の新規開拓ができてなかったな。
良さを再発見したのは、小沢健二とQUEEN。
特にQUEENは、いまさらながら楽曲の完成度の高さに笑ってしまったりした。
来年の注目株は、スネアカバー。
独特の世界観を広げていけるか、
あるいはフツーのメロディきれいめイケメンバンドになってしまうか、
不安と期待が半々。
◆カフェ・飲食店
今年オープンのいいカフェが2点。
まず、musica hall cafe。
おいしいコーヒーをお洒落なカップで出してくれる、落ち着けるカフェ。
音響設備も整っていて、ライブも可能。
そして、花カフェ Silver Rain & マーガレット。
ここは本当に広々ゆったりで、花屋さんが併設されてる。
ラテアートも描いてくれます。
今年お世話になったのは、なんといってもIn the Loop。
いろんな学生の活動の場として利用されている、コミュニケーション・カフェ。
もひとつ、焼き鳥屋で挙げておきたいのが、東京ビーム。
前から存在は知っていたけど、今年初めて行った。
メニューがユニーク、そしてうまい。ホッピーが飲めたりする。
そしてなんといっても、アットホームな雰囲気がいい。
来年も利用したい店のひとつだ。
◆まとめ
あと購読してたブログとかも書いておこうかと思ったけど
長ったらしくなってしまうのでやめておいた。
映画は紹介できるほどには全然見ていないことに気づいた・・・。
来年はもう少しみたいな。
あとは小説も読みたい。
音楽ももっと新規開拓しましょう。
どんなものにしても、味わったら味わいっぱなしにしないで
きちんと消化できるような体系を作っておきたいっすね。
来年、なるはやで考える。
来年はますます暇な時間というものがなかなかなくなってくると思うけれど、
常にインプットのための時間は確保しておきたいですね。
それではよいお年を!
というわけで、この一年間におおっと心動かされたものについて
簡単にでも振り返っておきたい。
◆本
本はけっこう読んでたつもりだったんだけど、
今振り返ろうとすると意外に思い出せなかったりする。
読んで読みっぱなしになってた本が多かったな。もったいない。
記憶に新しいものからいくと、まず『予想どおりに不合理』かな。
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いやはや、実験がなんともユニークで引き込まれるように読んでしまう。
日常において我々がいかに不合理な行動選択をしていて、
しかもその不合理さに気づかずに繰り返しているか、ということに気づかせてくれる本。
(関連エントリー:我々の不合理な決断は前もって予測できる―予想どおりに不合理)
心理学系でいくと、『証言の心理学』はやはり良書だった。
![]() | 証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う (中公新書) (2006/05) 高木 光太郎 商品詳細を見る |
目撃証言という領域は心理学の中でもマイナーなほうだったけど、
裁判員制度が始まることになって、国民全員が学ぶべきものになってしまった。
断言できるが、来年はこのあたりの領域が必ず注目されることになる!
もう1点いっておこう。『最強の集中術』。
![]() | 最強の集中術 (2008/03/27) ルーシー・ジョー・パラディーノ 商品詳細を見る |
目の前の作業に集中できないときには、自分が「ゾーン」に対して
どの位置にいるのかを見極め、適切な対処をして「ゾーン」に入れるようにするべしと。
(関連エントリー:「応援してるよ」って言う。)
勉強系では、まずこれ!『日本人の英語』。
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これは本当にもう少し早く読んでおきたかったね。
せめて少しでも多くの学生に勧めることにしたい。
社会人でも、これからは英語のキャッチコピーとか考える機会も多いだろうから
そういうときに恥ずかしい間違いをしないように、これ!
(関連エントリー:日本語にも定冠詞と不定冠詞の違いは存在するッ・・・!!)
同じ英語でも英会話では、『英会話ペラペラビジネス100』は本当目から鱗だったー。
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すごくそれっぽいフレーズが言えるようになる一冊(笑)
というか、「あ、それでいいのか!」っていう気づきが多かった。
CD付なのもうれしい。
でも、リスニング能力を上げるためにはこれだけでは不足かも。
教育でいうと、フィンランド・メソッドに軽くはまってました。
一冊挙げるなら『競争やめたら学力世界一』。
![]() | 競争やめたら学力世界一―フィンランド教育の成功 (朝日選書) (2006/05) 福田 誠治 商品詳細を見る |
この本はただフィンランドの教育を称賛するだけじゃなくて、
PISAからの世界的な教育の流れをきちんと考察した上で、
フィンランドの「社会構成主義」について解説している。
フィンランドうんぬん関係なく、教育に関心がある人は読んでおくべき。
(関連エントリー:あまのじゃくと社会構成主義―いわゆるフィンランド・メソッド)
今年一番インパクトが強かったという意味では、『偽善エコロジー』かな。
![]() | 偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書) (2008/05) 武田 邦彦 商品詳細を見る |
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』の著者の新書。
レジ袋削減も、マイ箸持参もただの「エゴ」だとか、あげくには
ごみの分別なんて意味ないからペットボトルもどんどん燃やせとかおっしゃる。
独自に集めたというデータにも、確かに説得力がある。
ただ、アマゾンのレビューを見るとわかるが、賛否両論。
こういうのを見ると、自分に知識がない故に真偽を判断できないのが本当に歯痒い。
おそらく来年にまたがるであろう、今読んでいる本は
『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』。
![]() | はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 (2008/12/24) デビッド・アレン 商品詳細を見る |
来年はやるべきことをやるべきタイミングでこなしつつ、
ストレスフリーに生産性の高い生活をしたいので、
すばらしいタイミングでいい本に出会った気がする。
来年レビュー予定。
そして最後に、なんといっても『学問のすすめ』。
![]() | 学問のすすめ (岩波文庫) (1978/01) 福沢 諭吉 商品詳細を見る |
今年は教育人間塾という勉強会に参加して、福沢をじっくり読み進めていった。
こういう方法での読書経験はなかなかなかったので、すごくいい刺激になる。
自分でも、じっくり読む価値のある名著は、時間をかけて読むのがいいかも。
(タグ:教育人間塾)
◆マンガ
マンガは読んでるつもりで意外と読んでなかったかもなー。
今年は、あえて挙げておくとすれば1点だけ。
ウェブ漫画から、オーシャンまなぶ。
物理的な暴力が無効で、言葉の暴力のみで戦う世界のお話。
更新楽しみにしております。
◆音楽
今年ははっきりいってPerfumeの一人勝ちだったな。
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トラック的には決して新しいことをやってるわけじゃないと思うんだけど、
歌が入るとなぜこんなにも素晴らしいものになるのか。謎すぎる。
次点でArctic Monkeysかなぁ。
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しかし2008年は全然音楽の新規開拓ができてなかったな。
良さを再発見したのは、小沢健二とQUEEN。
特にQUEENは、いまさらながら楽曲の完成度の高さに笑ってしまったりした。
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来年の注目株は、スネアカバー。
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独特の世界観を広げていけるか、
あるいはフツーのメロディきれいめイケメンバンドになってしまうか、
不安と期待が半々。
◆カフェ・飲食店
今年オープンのいいカフェが2点。
まず、musica hall cafe。
おいしいコーヒーをお洒落なカップで出してくれる、落ち着けるカフェ。
音響設備も整っていて、ライブも可能。
そして、花カフェ Silver Rain & マーガレット。
ここは本当に広々ゆったりで、花屋さんが併設されてる。
ラテアートも描いてくれます。
今年お世話になったのは、なんといってもIn the Loop。
いろんな学生の活動の場として利用されている、コミュニケーション・カフェ。
もひとつ、焼き鳥屋で挙げておきたいのが、東京ビーム。
前から存在は知っていたけど、今年初めて行った。
メニューがユニーク、そしてうまい。ホッピーが飲めたりする。
そしてなんといっても、アットホームな雰囲気がいい。
来年も利用したい店のひとつだ。
◆まとめ
あと購読してたブログとかも書いておこうかと思ったけど
長ったらしくなってしまうのでやめておいた。
映画は紹介できるほどには全然見ていないことに気づいた・・・。
来年はもう少しみたいな。
あとは小説も読みたい。
音楽ももっと新規開拓しましょう。
どんなものにしても、味わったら味わいっぱなしにしないで
きちんと消化できるような体系を作っておきたいっすね。
来年、なるはやで考える。
来年はますます暇な時間というものがなかなかなくなってくると思うけれど、
常にインプットのための時間は確保しておきたいですね。
それではよいお年を!
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