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深層心理とか好きな人は、究極の血液型心理検査を受けてみてくれ  
2009.01.07 (Wed)
初対面の相手もこれで丸裸に? 何気ないクセが表す、人間の本当の姿
がアクセスを集めているようなので、スルー力のない私が言及記事を書いてみる。


まずは、こちらで「究極の血液型心理検査」を受けてみてほしい。
450万人が利用し、9割以上の人が「当たっている」と答えた検査である。



・・・いかがでしたか?

上記ウェブサイトの血液型心理検査は、実際に450万人が利用し、
9割の人が当たっていると答えたということだが、
実は、その検査結果は、別の血液型の性格とされているものが
ランダムで表示されていただけであった。

つまり、どの血液型の性格を提示されても、
性格診断テストを受ける人の9割程度は「当たっている」と感じるということである。

このように、曖昧で誰にでも当てはまるような性格を表現した文章を見せられると、
それが自分だけに当てはまるように錯覚してしまう現象を、バナーム効果という。


さて、冒頭の記事のような「深層心理」を「真相心理」だと思いこんで
この人はこんな人だと決めつけてしまうことにどれだけの弊害があるか、
おわかりいただけるであろうか。

人のささいなしぐさから、この人はプライドが高いんだとか、
内面に自信がないんだとか決めつけてしまうと、
残念ながら、それは当たってしまうのである。

プライドが高いと思って人を見ていれば、
その仮説に当てはまる事例ばかりが目につくようになり、
「確かにこいつはプライドが高いやつだ」と感じるものなのだ。


すると次に何が起こるだろう?
答えは、「その人が本当にプライドが高い人になってしまう」である。

予言の自己成就とか予言の自己実現とかいうが、
例えばAさんがBさんのことを「プライドが高い人」だと思って接すると、
Aさんは、自尊心を傷つけないように気をつけて発言したり、
Bさんをヨイショしたりすることが多くなる。
その結果、持ち上げられたBさんが変な自信を持つようになったりして、
本当にプライドの高い人になってしまうことがあるということだ。

そしてAさんは思う。
「やっぱりBさんはプライドが高い人だったな。あの性格診断は当たっていた」と。

(参考までにいうと、予言の自己成就は国民-社会関係においても生じる。
 「銀行がつぶれる」というデマが流れて、皆が一斉に預金をおろした結果、
 本当に銀行がつぶれるといったケースとか)


心理学を多少なりともちゃんと学んだ人であれば、
血液型診断に科学的な根拠がないことくらいは当然知っている。

しかしながら、深層心理テストや血液型診断で盛り上がっているところで、
場を冷めさせるようなことを言うと、確実に空気が読めないヤツになる。

だから「そんなの何の根拠もないんだよ!」って全否定する気はないけれど、
でも、過度に信じちゃうと思っている以上の悪影響があるよ、というお話でした。



関連エントリー:
人間はテキトーに判断する
2007年、最もタイトルの悪かった本
不必要に疑わない習慣をつける

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