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次の文章はある無人島漂流の物語の一節である。  
2009.01.17 (Sat)
「悪いのは誰? - ある無人島漂流の物語」に掲載された次の文章を読んで、
後の問いに答えよ。


ある夫婦、その妻に思いを寄せる男性、この3人とは何の関係もない男性、おじいさん。この5人が乗っていた船が難破し、無人島に流された。

その過程で、夫婦の夫は行方不明となり、島に流れ着いたのは4人だった。この時点で夫の安否はわからない。

夫の安否を確かめるには、船を出して捜索するしかないが、妻には船をつくる能力や、直す力はない。船をつくり、直すことができるのは、夫婦とは縁もゆかりもない男性ただひとりだった。

妻はその男性に頼んだ。「船を直してください。夫を探したいのです」と。

男性は直すと言った。だが、条件をつけた。その条件とは妻と一夜限りの関係を持つこと。

妻は悩み、おじいさんに相談した。おじいさんは「気持ちのままに行動しなさい」と。

妻は結局、その男性と関係を持った。男性は約束を守り、船を直した。

そして船が直り、これからまさに夫を探すというときに、夫が無人島に自力でたどり着いた。

妻は夫に、捜索するため、船を直すために男性と関係を持ってしまったことを告白した。

夫はそんな妻を許さなかった。不貞であると。

夫婦は破局した。

ひとりになった妻の様子を見て、思いを寄せていた男が言った。「あなたが好きです」。




問1 「船を直してください。夫を探したいのです」とあるが、このときの妻の心情として最も適当なものを次から一つ選べ。

(1) 夫はもう死んでいると薄々感づいているが、可能性がある限りあきらめず探しに行きたいと思っている。
(2) 夫は自力で戻ってくるだろうとは思うが、心配でいてもたってもいられないので探しにいきたいと思っている。
(3) 夫を探すためには船を出す以外に方法がなく、なんとしても男性に船を直してもらいたいと思っている。
(4) 愛する夫がいなければ生きてはいけないから、夫と離れ離れになるくらいなら死んだほうがましだと思っている。
(5) たとえ不貞な関係をもつことになろうとも、夫を探すためにはこの男性に頼むしかないと思っている。


問2 「気持ちのままに行動しなさい」とあるが、気持ちのままに行動するとはどういう意味か。最も適当なものを次から一つ選べ。

(1) 夫を探すために男性と関係を持つことが不貞ではないと思うならば、その気持ちに従いなさいという意味。
(2) 船を直してもらって夫を探したいという気持ちに従って、男性の条件を飲みなさいという意味。
(3) 夫との再開のみを心のたよりとして、今は気持ちがない男性と関係を持ちなさいという意味。
(4) 夫の気持ちを考えて、不貞になるような条件を飲むのはやめたほうがいいのではないかという意味。
(5) 男性と関係を持ちたいという気持ちに従って、船を直してもらうことをお願いしなさいという意味。



今日センター試験を頑張っている受験生の苦労を少しでも味わってもらおうと思って
作ってみた(笑)
答えはとりあえず考えてみてください。

でも個人的には、今のこういう問題形式はあんまり好きじゃない。

自分で作っといてあれだけど、こんな問題を解かせるくらいなら、
元記事でタケルンバ氏が紹介しているようにディスカッションのテーマに使うほうが
よっぽど有益だろう。

ただ、「誰が一番悪いか」ってのもちょっと感じ悪いので、
テーマの設定の仕方はいろいろ考えようがあるかなとは思う。
ちょっと考えてみる。


◆妻のとった行動に落ち度はなかったか

条件について、交渉の余地はなかったか。
夫に真実を告げたのは正解だったか、などについて考えさせる。

一刻も早く夫を探しに行きたい状況で、男性と関係を結んでる場合かよ、とか
船が直ったとして、あんた難破したような海で船の操縦できんのかよ、とか。


◆あなたなら何と言って夫を説得するか

この状況で妻を許さない夫というのは、
気持ちはわかるけどなんとも後味が悪い。

あなたなら、何と言って夫に離婚を思いとどまらせるか。


◆この後の展開はどうなるか

船が直ったはいいけど、すんなりこの無人島を脱出できるものなのか。
そして妻と、妻に想いを告げた男性との今後の関係やいかに?など。


◆このようなメンバーで船に乗ることになるシチュエーションを考える

この話の状況設定に謎が多い。

船にはたった5人しか乗っていないのに、そのうちの2人は他の3人と無縁。
うち1人は老人。

縁もゆかりもないのに船に乗っていて、船を直せる=一番船に詳しい人という意味では
この男性が船の舵をとっていた人だと考えるのが妥当か。
であれば、船を直してくださいとお願いするどころか、
この男性は難破の責任を追及されてしかるべきではないのか。


というわけで、当初の「誰が一番悪いか」という話でいうと、
私の結論は「船を直した男」になります。

自分で船を難破させといて、船を直すのに何都合のいい条件つけてんだよ。
てかそれ直さねーとおまえも帰れねーだろ、という説。



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edit |  11:13 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
コメント
■研修会で見たストーリーです。
この物語、数年の間に、変更させられたようだ。
妻と関係を持った男は、船員という区別がされていた。
そして、老人のほかの人物は夫と友人という設定だった。
さらに、夫を捜しに行く場所は、近くに見える無人島だった。
船員は関係後に船を修理し、妻を連れ、無人島まで探しに行っていた。
最後に、夫は不貞行為だと妻をなじり、それを見た友人は腹を立て夫を殴りつけるシーンが抜けている。
夫は去り、妻と友人は見つめあい笑うという形で終わる。
友人が妻を好きだなどというあからさまな感情はなかった。

この方が、ディスカッションがしやすかったのだが、奇妙な話に変えられてしまった。
のぶお |  2009.08.09(日) 18:16 |  URL |  【コメント編集】
>のぶおさん

貴重な情報ありがとうございます!
へぇ~、微妙に話の筋が変わっちゃってるんですね。
確かに、教えていただいた話のほうが、納得できる感じですね。
口頭とかで伝えられるうちに、わかりやすい話に変わってしまったのかもしれないですね。
oika |  2009.08.13(木) 08:49 |  URL |  【コメント編集】
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