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「分数トランプ」の超効率的な作り方  
2009.12.01 (Tue)
算数・数学が苦手な子にとって、分数はひとつの頭痛の種である。

特に約分がスムーズにできるようになるまでは
分数の処理そのものに手こずるので、
分数を含む計算全てが嫌になってしまうことがよくある。

そんなわけで、約分の熟練をゲーム感覚でできないものかと思いまして、
ひとつの方法として、トランプはどうかという提案。

検索してみたところ、「分数トランプ」というものは
既にけっこう存在するみたいだけど、
ちょっと詳しい内容がわからなかったので、
まあ自分なりに作ってみることにした。

白紙の名刺カードみたいなものを買ってきて
いちから作ってもいいのだけど、
トランプさえ普通に100円ショップで売っているような時代なので
どうせなら、普通のトランプに手を加えて作れるようにしようかと。


分数トランプとは何か


で、どんなものを作るのかというと、
基本的に普通のトランプと同じで、13個の数字のカードが4枚ずつ。
違うのは、1つの値の数字につき、4種類の分数表記のカードがある点。

例えば「1/2」の値になるカードには、[1/2],[7/14],[8/16],[9/18]があって、
これらは同じ数字のカードとして扱う。

つまり、いちいち約分をしてみないと、2つのカードが同じ数なのか、
あるいはどちらが大きい数なのかということがわからないのだ!

作られるカードの値は、以下の13種にした。
1, 2, 1/2, 1/3, 1/4, 1/5, 1/6, 1/10, 2/3, 3/4, 2/5, 3/2, 4/3

比較的よく出会うであろう分数にしたつもり。
ちゃんとそれぞれの値について、4種のマークを割り当てます。


作り方


実際の作り方としては、普通のトランプを買ってきて、
その数字を油性ペン等で書きかえていくだけ。
完全なる手作業。
紙製のトランプのほうが書きやすいと思う。


2_5.jpg
数字シールとかを貼ってもいいけど、
激しい使用に耐えられるように、直に書いた。
センスのある人ならもう少し美しく仕上げられるでしょう。


で、具体的にどういうふうに数字をかえるのかというのは、
わかりやすいように、以下に一覧表を用意した。
これを見ながら、表中の分数をカードに書いていってください。
ほとんどは分母を書き足せばいいものとかなので、だいぶ楽なはず。

bunsu-card.jpg
たぶん大丈夫だと思うけど、もしおかしな点に気づいたら教えてください!


このトランプでも、神経衰弱とか、ババ抜きとか、
けっこうおなじみのゲームがいろいろできるはず。

七ならべみたいな、数字を並べるゲームはちょっと難しいかもしれないですね。
頑張ればできないことはないけど…。


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