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2009年、琴線に触れたものをテキトーに振り返っておく(前編)  
2010.01.01 (Fri)
あけましておめでとうございます。

年も変わってしまったけれど、
2009年、心にふれたものをおさらいしておく。

思いのほか長くなってしまう感じなので、前編と後編に分けます。
とりあえず前編は書籍関係。
後編で、音楽やら映画やらツールやらを整理することにします。


では、書籍編。

ビジネス書等


まず、仕事のスタイルを決定づけてくれた2冊、
『はじめてのGTD』、『マニャーナの法則』。

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
(2008/12/24)
デビッド・アレン

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マニャーナの法則 明日できることを今日やるなマニャーナの法則 明日できることを今日やるな
(2007/04/05)
マーク・フォースター

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頭の中を常にすっきりさせておくこと、
適切なタイミングでレビューすること、超大事。
タスク・ダイアリーも、もう手離せなくなりました。
(関連エントリー:はじめてのGTD
 明日まで待てないほど緊急な仕事はない―マニャーナの法則


そして、ホントに良い本に出会ったなあ!と思えた1冊がこれ、
『プロデュース能力』。

プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動
(2008/12/19)
佐々木 直彦

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今では何か新しいことをはじめようとするときには必ず参考にする。
手元に置いておきたい本だ。
(関連エントリー:未来へと向かう仮説検証の旅―[書評]プロデュース能力


コミュニケーションに関して、新たな視点を得ることができたのが
斎藤孝氏の『質問力』。

質問力 ちくま文庫(さ-28-1)質問力 ちくま文庫(さ-28-1)
(2006/03/09)
斎藤 孝

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「質問力」という言葉を覚えたことで、
質問の質というものを意識するようになれたのが一番良かった。

テレビを見ているとき、飲み会に参加したときなど、
それまでは全然気づいていなかったけれど、
実はこの人の質問力がいつも場を盛り上げていたんだなということに
気づけるようになってきた。
(関連エントリー:浦沢直樹と北野武の対談、やっぱすごかったんだ―質問力


この1年、本はけっこう読んでたつもりだけど、
意外に心に残る名著というのは少ないものだな。

最後に忘れてならないのが、『何でも見てやろう』

何でも見てやろう (講談社文庫 お 3-5)何でも見てやろう (講談社文庫 お 3-5)
(1979/07)
小田 実

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これが何十年も前に書かれた本だなんて、信じられない!
なんで今まで誰もこの本を読めと言ってくれなかったんだ!
その独特の語り口、視点の面白さ、とにかくツボにはまった1冊だった。

いま「とにかく面白い本が読みたい」って人がいたら、
とりあえずこれを薦めると思う。


小説


2009年は小説も、良書を振り返れる程度には読むことができた。

まず、『いま、会いにゆきます』。

いま、会いにゆきます (小学館文庫)いま、会いにゆきます (小学館文庫)
(2007/11/06)
市川 拓司

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本作が「純愛小説」のカテゴリーに入るのだとしたら、
なかなか純愛小説もいいものだなぁと、そう思わせてくれるくらい
読後感が心地よかった。

読めば読むほど、よく考えて書かれているなあと感心してしまった。


恋愛ものでいえば、あとは『イニシエーション・ラブ』くらいか。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)
(2007/04)
乾 くるみ

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ミステリー作家の書いた恋愛小説。
一言でいうなら、「再読しろ!」かな。
本の厚さは薄いけど、2回読むと考えたら倍量だ(笑)


素直に感動した!と言えるのは、『椿山課長の七日間』。

椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
浅田 次郎

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いかに生きるべきか。
日々忘れがちなことを改めて考えさせられる小説。
浅田次郎氏の作品はもっと読みたいな。
(関連エントリー:往生ぎわ良く死にましょう―[書評]椿山課長の七日間


あとはミステリー系。
タイプが正反対な2作品を挙げておく。

まず、王道ミステリーの『十角館の殺人』。

十角館の殺人 (講談社文庫)十角館の殺人 (講談社文庫)
(1991/09)
綾辻 行人

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気になってた作品だったけど、ようやく読めた。
そして期待を裏切らない面白さだった!

下手な解説を加えるのは野暮だと思うけど、
一言だけいうならば、「あらゆる前提を疑ってかかれ!」。


そして、これとベクトルが真逆ながら、
同じくらい度肝を抜かれたのが、『虚無への供物』。

虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)
(2004/04)
中井 英夫

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虚無への供物〈下〉 (講談社文庫)虚無への供物〈下〉 (講談社文庫)
(2004/04)
中井 英夫

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ミステリーのカテゴリーでありながら、
アンチ・ミステリー作品といわれるそうだ。

日本の推理小説における三大奇書のひとつらしいが、
奇書といっても、べつだん読みづらいわけではない。

が、話の展開はたしかにちょっと奇妙だ。

いや、奇妙という言葉では全然軽すぎる。
壮大で、難解で、奇怪で、圧倒的な凄みがある。

読み終わってスッキリするタイプの本では決してないけれど、
出会えてよかったと思える名作だ。


漫画


ビジネス書や小説を読んだ分、2009年は漫画を全然読めなかったな。
いかんいかん。

読んだ中では、『Boichi作品集HOTEL』はすげーと思った。

あと最近面白いなーと思っているのは、
あひるの空』、『LIAR GAME』あたりか。
ONE PIECE』もまた盛り上がってきた!



とりあえず書籍編はこんな感じですね。

<ビジネス書等>
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
マニャーナの法則 明日できることを今日やるな
プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動
質問力
何でも見てやろう
<小説>
いま、会いにゆきます
イニシエーション・ラブ
椿山課長の七日間
十角館の殺人
虚無への供物〈上〉虚無への供物〈下〉
<漫画>
Boichi作品集HOTEL
あひるの空 Vol.25
LIAR GAME 10
ONE PIECE 巻56


2009年、琴線に触れたものをテキトーに振り返っておく(後編)
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