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そろそろちょっと社会貢献について。  
2007.07.22 (Sun)
本気になってみて初めて、自分がそれまで本気じゃなかったことに気がつく。
そんなことはよくある。


サバイバル(さいとう たかを)を読んで、
ちょっとだけ今までよりも本気で、「社会貢献」について考えた。


今ぼくらは、争いの無い日常を生きている。

自分が生まれてから今までにただの一度も、生存の危機というものはなかった。

銃で撃たれることを警戒しながら外を歩いたこともないし、
血眼になって食料の確保に勤しんだこともない。

それどころか、自分がこの世に生まれ落ちた瞬間から、
知らぬ間に「健康で文化的な必要最低限度の生活」が保障されていた。


人類の歴史を考えたとき、
ひょっとしたらこんなことは今までに一度もなかったんじゃないか。


自分が生まれるほんのちょっと前まで、世界中が戦争していた。

そしてそれ以前は常に、人の生活の傍らには「生存の不安」があった。

今を生きるぼくらにその不安がないのは、ただ運が良かったからではなく、
過去400万年分の人間の努力の結晶なわけだ。

400万年の苦労がようやく実って、ここ数十年の我々が平和で豊かに暮らせているわけだ。


ああ、良かったね。

そいつは良い時代に生まれたね。


ところで、400万年もかけてようやく実らせた果実を、
土を耕したわけでもない、水をやったわけでもない我々がただ貪り食ってたら
流石にマズいよね・・・。


やるべきことがもう無いならまだ許されるかもしれないが、
やらなきゃいけないことはまだまだあるわけだし。

世界を見てみれば、今日にいたっても生存の危機と隣り合わせの人だって
まだまだいくらでも居る。
信じられないくらいたくさん居る。

もっと身近にも、助けが必要とされてること、
早急になくさなければならないもの、
次の世代まで維持しなければならないことetc.
いくらでもあるわけだ!


それを、
「楽しいことだけやって生きていたい」
「幸せに生きて幸せに死にたい」
「一度きりの人生、本当にやりたいことをやろう」
なんていうんじゃあ・・・。

400万年分のみなさん
「ええっ!?」
って感じか・・・。



「豊かさ故の義務」ってことが、少しだけ理解できたかも。




札幌だけの家庭教師「考動力研究会」



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