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本と名刺の交換会「ブクブク交換」in札幌に参加  
2010.08.07 (Sat)
先月の話になってしまったが、「ブクブク交換」というイベントに参加した。

テーマに沿ったオススメの本を持ち寄り、
その本に名刺を挟んで交換し合うという素敵なイベント。

全国でやっているが、札幌での開催は今回が初とのことだった。

bukubuku01.jpg

今回、テーマは「大切な人にすすめたい漫画」と「旅」。

各自、持参した本の紹介文を付箋に書いて本に貼る。
それらがずらーっと並べられた後で、
一人ずつ、3~5分程度のプレゼンタイム。

他の参加者は、そのプレゼンを聞きながら
どの本を持って帰ろうかなぁと考えておくわけである。


ブログに書評を書くときも思うけど、
本の面白さを人に伝えるのって本当に難しい!

特に難しいのは小説や漫画。
あらすじのネタばらしをするわけにもいかないし、
「とにかく読んで!」って言いたくなってしまう。


話は逸れるが、読書感想文は、だから難しい。

本のあらすじを書くわけにいかないのに、
本を読んでない人にわかるように書かなきゃいけないんだから。
これはけっこう子供には難しい(大人にも難しい)。

小学校のころ、先生に言われた。
本を読んで感想文を書けないっていうのは、
その本を読んで何も思わなかったっていうことなのか?

そうじゃないだろう。

感想文は、難しい。
生徒に感想文を課すならば、教師は最初に伝えるべきだと思う。
感想文は難しいものだよって。
難しいけど、うまく伝えられるように挑戦してみてねって。

感想文に苦手意識を持たせて、
そのせいで読書まで嫌いにさせてしまうのはもったいない。
そうなるくらいなら感想文なんて書かせないほうが良い。


話を戻す。

今回のブクブク交換in札幌は、
いつもは東京などで本イベントを主催されてる方に来札の機会があり、
これに合わせて札幌の人と協力して開催しましょうという話になったらしい。

この主催者の方がイベント後におっしゃってた。
札幌の人は、本の紹介のときに個人的な体験と一緒に話すのが特徴的だったと。

この本は自分の彼氏とこうこうこういう経緯があって読んだ本で~とか、
自分とどのような交わり方をした本なのか、ということを話す。
たしかにそういう人が何人もいたなー。

結局、本の書評や紹介なんてググればいくらでも見つけられるし、
Amazonみたいにレビューの集まる場所だって少なくない。

それでも敢えてこうやって目の前で人に本を紹介してもらう意味は、
どういう人がどういうふうに読んだのかっていう、
個別具体的な体験の価値なのだろうなぁ。


bukubuku02.jpg
こうして手作りPOPをつけてもらった本は、
なんとなく特別な感じがあって手離したくなくなりますな。



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『坊っちゃん』の読書感想文を書いてみました
edit |  12:03 |  その他雑談  | トラックバック(0) | コメント(1) | Top↑ | あとで読む このエントリーを含むはてなブックマーク
コメント
■ご参加&ご紹介ありがとうございます
第1回目を主催した @rachelwine です。
その際はありがとうございました。
札幌の会はすごく雰囲気もよく、メディアの注目も高く
私も開催させていただいて本当によかったと思っています。
今後ともぜひ参加を続けてくださいね!
rachelwine |  2010.09.23(木) 20:20 |  URL |  【コメント編集】
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