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間違える役をやらせる  
2007.07.29 (Sun)
問題を解かせてみたとき、
生徒によっては、とにかく間違えることを恐がり、
「たぶんこうかな?」という考えがあっても
口に出さずに「わかりません」と言ったり、
正解を教えてもらうまで答えを書こうとしなかったりする子がいる。

しかし、自分で解いてみることなしにはなかなか知識として定着しないし、
自分がどこまで理解できているのかということも見えづらい。


そこでそういう場合は、「わざと正解じゃない答えを書いてみて」と言って、
とにかく解いてみることへの抵抗をなくしてやる。
(「間違えてもいいから」では効果無い!
 「間違えてみて」と言うのがポイント)



この方法は、集団授業においてもなかなか有効である。

みんなの前では、生徒はよけいに答えたがらなくなる。
そこで、「前に出て、わざと間違えて書いてみて」と言えば、
精神的負担は軽くなるし、生徒本人の印象にも残りやすい。


ただ、このとき注意すべきは、
わざと間違えたほうの答えが強く印象づけられてしまうと、
そっちで覚えてしまう可能性があるという点。

間違った答えを書かせた後は、
ことさらに正しい答えを強調してやることが大事。



札幌だけの家庭教師「考動力研究会」


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