2007.09.07 (Fri)
正解が既に決まっていて、出題者が正解を知っている問題を
「死んでいる問題」というらしい。
これに対し、正解が決まっていないような問題、
出題者も正解を知らない問題を「生きている問題」というらしい。
『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本
』で、
人生に関する重要な問題は、ほとんどが「生きている問題」なのに、
学校のテストは、ほとんどが「死んでいる問題」だと指摘されている。
私達は学校教育で「死んでいる問題」に慣らされてしまっているから、
「生きている問題」に対峙しても、つい固定化されたひとつの答えを
探そうとしてしまう、ということだ。
確かに、学校教育のひとつの問題点であると思う。
多くの子どもが、子どもながらに感じている
「学校の勉強なんて将来役に立たねーよ!」というのが、
このへんの要素なのだと思う。
でも、学校のテスト勉強や受験勉強自体が「死んでいる問題」かというと、
決してそんなことはないと思う。
例えば、「鎌倉幕府ができたのは何年か」という問題自体は死んだ問題だが、
「何日後のテストで何点をとるために、どういう計画で勉強すれば良いか」
「どの時間帯にどこで勉強するのが最も効率が良いか」
といったことを考えるのは、「生きている問題」である。
自分の能力を十分に発揮させ、成果をあげる練習の場としては、
学校のテスト勉強や受験勉強というのは、絶好の機会である。
ところがところが、最近の進学塾などでは、
この「生きている問題」をすっとばしてしまう傾向がある。
つまり、どれだけの期間に何を勉強するかということは全て塾の人間が考え、
生徒は言われたことをやっていれば合格できるよ、という感じである。
これこそが、生きている問題に対するアプローチ能力が身に付かない
原因なんじゃないかなと、読んでいてふと思った。
こりゃ参ったもんだ。
確かに、とりあえず合格できなきゃ話にならない!という状況もわかるしね・・・。
また別の話だけど、
「答えは用意されていない」ということを知ることは、
企業で働くときに、経営者の視点でモノを見れることにつながる。
新人は入社したての頃から「研修」だ「新人教育」だと騒がれるもんだから
まるで働き方に正解があるような気がしてしまう。
そして、会社が倒産するとき、あるいは事業撤退するときになって、
初めてそれが不正解であったことに気づく。
経営者は、常にそれが正解か不正解かを判断し続ける必要に迫られる。
『V字回復の経営
』の言葉を借りるなら、
「宙ぶらりんの不安」の中で答えを探さなきゃならない。
よく「経営者意識を持て」って言われるのはつまり、
「答えは上司が持っている」っていう状態から抜け出せ、ってことなんだろう。
札幌だけの家庭教師「考動力研究会」
「死んでいる問題」というらしい。
これに対し、正解が決まっていないような問題、
出題者も正解を知らない問題を「生きている問題」というらしい。
『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本
人生に関する重要な問題は、ほとんどが「生きている問題」なのに、
学校のテストは、ほとんどが「死んでいる問題」だと指摘されている。
私達は学校教育で「死んでいる問題」に慣らされてしまっているから、
「生きている問題」に対峙しても、つい固定化されたひとつの答えを
探そうとしてしまう、ということだ。
確かに、学校教育のひとつの問題点であると思う。
多くの子どもが、子どもながらに感じている
「学校の勉強なんて将来役に立たねーよ!」というのが、
このへんの要素なのだと思う。
でも、学校のテスト勉強や受験勉強自体が「死んでいる問題」かというと、
決してそんなことはないと思う。
例えば、「鎌倉幕府ができたのは何年か」という問題自体は死んだ問題だが、
「何日後のテストで何点をとるために、どういう計画で勉強すれば良いか」
「どの時間帯にどこで勉強するのが最も効率が良いか」
といったことを考えるのは、「生きている問題」である。
自分の能力を十分に発揮させ、成果をあげる練習の場としては、
学校のテスト勉強や受験勉強というのは、絶好の機会である。
ところがところが、最近の進学塾などでは、
この「生きている問題」をすっとばしてしまう傾向がある。
つまり、どれだけの期間に何を勉強するかということは全て塾の人間が考え、
生徒は言われたことをやっていれば合格できるよ、という感じである。
これこそが、生きている問題に対するアプローチ能力が身に付かない
原因なんじゃないかなと、読んでいてふと思った。
こりゃ参ったもんだ。
確かに、とりあえず合格できなきゃ話にならない!という状況もわかるしね・・・。
また別の話だけど、
「答えは用意されていない」ということを知ることは、
企業で働くときに、経営者の視点でモノを見れることにつながる。
新人は入社したての頃から「研修」だ「新人教育」だと騒がれるもんだから
まるで働き方に正解があるような気がしてしまう。
そして、会社が倒産するとき、あるいは事業撤退するときになって、
初めてそれが不正解であったことに気づく。
経営者は、常にそれが正解か不正解かを判断し続ける必要に迫られる。
『V字回復の経営
「宙ぶらりんの不安」の中で答えを探さなきゃならない。
よく「経営者意識を持て」って言われるのはつまり、
「答えは上司が持っている」っていう状態から抜け出せ、ってことなんだろう。
札幌だけの家庭教師「考動力研究会」
ユキンコ |
2007.09.07(金) 12:20 | URL |
【コメント編集】
”「答えは上司が持っている」っていう状態から抜け出せ”
名言ですね。
名言ですね。
よっしー |
2007.09.08(土) 10:58 | URL |
【コメント編集】
>ユキンコさん
そーなんですよね。
その概念を表す言葉を作ってみると、今まで説明しづらかったことが
簡単に説明できるようになったりしますよね。
確かに自分も、ふとしたときに誰かに正解を求めている瞬間があります。
基本的に弱い人間なので・・・。
そーなんですよね。
その概念を表す言葉を作ってみると、今まで説明しづらかったことが
簡単に説明できるようになったりしますよね。
確かに自分も、ふとしたときに誰かに正解を求めている瞬間があります。
基本的に弱い人間なので・・・。
>よっしー
初コメありがとう。
「常識」ってのは、実は「上識」(上司の考え)だ
ってのはどうでしょう・・・。
初コメありがとう。
「常識」ってのは、実は「上識」(上司の考え)だ
ってのはどうでしょう・・・。
それすご…たまには価値あるギャグをいいますなぁ。「上識」。
今更気付いてすいません。
おもしろくないからスルーしていたわけではありません。
今更気付いてすいません。
おもしろくないからスルーしていたわけではありません。
よっしー |
2007.09.13(木) 15:56 | URL |
【コメント編集】
>よっしー
いっそスルーしてください(笑)
いっそスルーしてください(笑)
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特に日本人にはそういうところを感じます。
私も気をつけないと・・・
生きている問題は、学業意外にもありますし
何気ないときにポツポツと出題できる大人になりたいものです・・・。